
DN/HP
@DN_HP
2026年3月5日
すべての美しい馬
コーマック・マッカーシー,
黒原敏行
「彼は自分の全生涯の意味がこの一瞬に凝縮されたのをはっきり見てとりこの先自分がどこへいくのかまったくわからないことを悟った。彼は何か魂を持たない冷たいものがもうひとつの人格のように自分のなかへはいってくるのを感じその人格が悪意のある笑みを浮かべたように感じそいつがいつか出ていく保証はどこにもないと思った。」
黒原敏行さん訳のコーマック・マッカーシーは田口俊樹さん訳のボストン・テランに近い感じ、というかこの小説はテランの『音もなく少女は』に読み心地、読みごたえがかなり近いと思った。↑の文とか彼を彼女、あるいはその名前のイヴに変えたら、そんな文章が『音もなく少女は』にもあったような気もしてくる。



