むらさめの "回転木馬のデッド・ヒート" 2026年1月7日

回転木馬のデッド・ヒート
実話をベースにしたどこか不思議な小話たち。消化不良に感じられたものもあるが、現実がゆえだと思うと味わい深い。 どの話も面白かったけれど、どれか一話選ぶなら「タクシーに乗った男」かな。 著者の作品をきちんと一冊読んだのはこの作品が初めて。彼の長編の抜粋を読んだ際に作中の空気感が肌に合わず苦手意識があった。短編だと一話ごとにその空気が切れるからか読みやすかったのかもしれない。 とはいえ彼らしい表現は短編でも健在だし、性にまつわる話が立て続けに来て村上春樹を感じた。あんなに直接的な単語を見るとは思わなかった。
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