
はれのき・ちゅうた
@harenokichuta
2026年3月10日
さみしい夜にはペンを持て
ならの,
古賀史健
読み終わった
中学生向けに、書くことで自分と対話をしていく方法を伝える本。
タコのタコジローを主人公に、ヤドカリのおじさんから日記の書き方を教わる物語仕立て。
タコジローの成長と共に、一緒に日記の書き方を学ぶことができる。
何より中学生向けだから、読みやすい。
この本では、言葉に出来ていない自分の気持ちを言語化するために、日記を書く。
「日記には出来事ではなく、考えたことを書く」
同じ日記でも、古賀及子さんの「感想を禁止して観察した事実のみを書く」日記観とは正反対だ。
しかし「日記には一瞬の出来事を書く」ことやメモの取り方など、どちらも同じような方法論に行き着く。
日記を通じて、自身を俯瞰して見られるメタ認知を得るというのも一緒だ。スタンスは違えど、大切なことは変わらない。
かくも日記とは様々なアプローチや書き方がある。日記はとても個人的なもので、どう書いているか語られることは少ない。同じ「日記」と言っても、中身は人によってだいぶ違う。
そんな中、タコジローの日記の書き方は僕にあっているみたいだ。
日記は自分というダンジョンにもぐるための道具。毎日日記を付ける度に、自分のダンジョンのステージを攻略していくようなもの。
日記を続けていると、そのうちに日記に別の自分という人格が立ち上がってきて、続きが読みたいから日記を書くようになるらしい。
本当だろうか?まだ僕にはその日は来ていないので、もう少し日記を書き続けてみたい。
この本を読み、昔の日記を捨ててしまったことを今とても後悔している。あの時の何気なく書いていた日記は、今価値のあるものになっていたはずだ。同じものを書くことはもうできない。
今、日記を書いている人がいれば、大切にとっておいてください。いつか読み返した時に、すごく価値があるものになっているから。
そんなことを考えた本でした。
