
saeko
@saekyh
2026年3月6日
理系の読み方
大滝瓶太
ド文系だから理系の学問のことは全然よくわからないけど、
伝えたいことがあるから小説を書くんじゃなくて、こういう形式で書いてみたいという気持ちで書いた結果として意味が生まれる、という主張が一貫していて
そのなかで百年の孤独をフラクタルになぞらえて捉えているエピソードが面白かった。
フラクタルとは単純操作を何度も繰り返すことで生成される図形のことで、百年の孤独ではひとつの物語の中に無数の物語が存在しているからフラクタル的である。だから煩雑でわかりづらいのだけど、伝えたいことが伝わるようにわかりやすく書いた小説は設計図以上の結果にならない一方で、フラクタルな構造の小説は「どんな形になるのか」が予期しづらいことを肯定的に捉えていて、これは人生のことを言っているようだなあと思った。
理系の学問って合目的的で論理的なイメージがあったので、こういう探索的・発散的な思考が肯定されるというのが興味深かった。

