きん "すべて真夜中の恋人たち" 2026年3月6日

きん
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@paraboots
2026年3月6日
すべて真夜中の恋人たち
読み終えた。 どうしようもないでこぼこした人たちの、どうしようもない人生。 側から見れば、どこにでもいる普通の人たち。 だけどそれぞれみんな抱える闇やしがらみがあり、ツルッとした平坦ではなくどこか曲がりくねった人生を歩んでいる。そしてそれはどうしようもなく不器用で触れ合えば傷つけあう、空回り複雑に絡み合う。が、人はたとえ誰かと一緒にいたとしても孤独であり、その孤独の中で自立していくことの必要性を描かれている気がする。 川上さんの描く世界はどこか透明で透き通り、静かな冬の空気が流れ、そして暗い闇の中を光が明滅している。光はそれぞれの人たちの命の光のようで、輝きを放つ。 本作はそんな人たちを通した人生讃歌のように感じてしまう。 一筋縄では行かない人生。それでも生きてゆくということ。読み終えてそんなふうに感じた。 追記 入江冬子はダメダメで、読んでて度々しっかりしろよと喝を入れたくなったが、その一方で、全てを読み終えてからプロローグを読むと、なんとも滋味深いなぁと感慨深くも感じてる。
すべて真夜中の恋人たち
きん
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@paraboots
あと全然関係ないけど、ガルシア・マルケスの百年の孤独のことが出てきていて、あ!ってなった。読書あるあるなのかな、こういうのって。
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