すべて真夜中の恋人たち
309件の記録
松田茉莉@cotomato2026年2月24日買った読み終わったかつて読んだ単行本発売された時も買ってずっと持っているけど、映画化と冬の季節に読みたくて文庫も購入。 ひとつひとつのことばが本当に美しくて、冬子と三束さんの関係性もいとおしくて、再読したのは本当に久しぶりなのだけど読めて多幸感を味わえる。 すべて真夜中の恋人たちというタイトルが生まれるシーンに、胸がぎゅっと切なくなる。 川上弘美さんの『センセイの鞄』に並ぶ年上の男性との恋愛小説だと個人的に思っている。



スズキ@su_1232026年2月24日読み終わったいつか仕事で読んだり触れたりした文章の引用じゃないのかって思えるの。何かにたいして感情が動いたような気がしても、それってほんとうに自分が思っていることなのかどうかが、自分でもよくわからないのよ。 わたしはこれまで、何かを、選んだことがあっただろうか。 それでも目のまえのことを、一生懸命にやってきたことはほんとうじゃないかと、そう思った。自分なりに、与えられたものにたいしては、力を尽くしてやってきたじゃないか。いや、そうじゃない。そうじゃないんだとわたしは思った。わたしはいつもごまかしてきたのだった。

みっつー@32CH_books2026年2月19日読み終わった“時間が溶ける”という表現を耳にするようになったのはいつからだろう。 時間の溶け方を想像する。 冷蔵庫から取り出した氷のように、ゆっくりと、汗をかくように、だんだんとその身を小さくしていくのだろうか。 もしくは、火をかけたフライパンに砂糖を入れて、それが焦げると、茶色くなって別もののようになってしまうあれだろうか。 時間が溶ける。 サルバドール・ダリが描いた『記憶の固執』を思い出す。 「柔らかい時計」や「溶ける時計」ともいわれるこの作品は、ぐにゃぐにゃになった時計が描かれていて、ダリはこの絵に、死への恐怖や関心、硬さと柔らかさ、夢と現実の境界などのテーマを組み込んでいたらしい。 『すべて真夜中の恋人たち』を読み終えたあと、時間の溶かし方について考えた。 一般的にはパチンコや、スマートフォンでのゲームなどに触れる際に「時間が溶ける」といった表現を用いることが多いように感じるけれど、人は常に、時間を溶かしながら生きている。 仕事に打ち込む時間、本を読む時間、買い物に行く時間、子育ての時間、遊園地でアトラクションに並んでいる時間、カフェで友人と語り合う時間、好きな人といる時間、好きな人のことを考える時間。 それらの溶け方は、皆同じだろうか。 きっと人それぞれ違う。 氷のようにゆっくり、砂糖のように素早く、パスタを茹でる前に入れる塩のようにだんだんとざらつきをなくしたり、熱されたバターのようにジュクジュクと、早さも、溶け方も、それぞれ違う。 選んだ時間、選ばなかった時間、選んだ人の中で流れる時間、選ばなかった人の中で流れる時間。 成長や、個性という一括りにすることは可能だけれど、そう簡単に、自分の溶け方を変えることはできないのだと、そう感じた。 時間をかけて、私たちは今日も、私たちを溶かしていく。 それは、長い長い時間をかけて、命が尽きるその瞬間までに、色んな形を形成していく。 環境が変わって、溶け方が、変わる人もいるかもしれない。 どうにかこうにか折り合いをつけるけれど、それはまたそのときの話。 この読書体験が“時間を溶かした”ことのひとつだとするならば、とても最高なお湯加減だった。




気の向くままに@n_1-1002026年2月15日読み終わった借りてきた痛みを伴った登場人物たちの言葉、しぐさ、情景描写に揺さぶられる。 いろいろなことを考えてしまう最近の脳みそでも、この小説の世界に浸れた。満足感。
a@cotone_aster2026年2月14日買った読んでる“どうしようもなく胸からこぼれ、ただすぐに消えてゆくしかなかった言葉よりももっとつよいかたまりを、わたしは三束さんにむけて放っていた。” 光のような恋の描き方が素敵。一旦さらっと一読してしまったけど、真夜中、光、夢の描写とその意味を考えながら読むともっと世界に浸れそうだなと思ったので、もう一周読まなくては。
数奇@suuqi2026年2月11日読み終わった10年ぶりに再読。当時まったく本を読まなかった自分が「小説ってこんなに面白いのか……!?」と衝撃を受け、今に至るまで読書がいちばんの趣味であり続けているきっかけの一冊。 今読むと、周辺の人物がやや露悪的に描かれすぎているように感じてしまったが(この10年で自分の気にする部分が変わっているのも面白い)それを差し引いてもやはり名作だった。 社会からの疎外感のなかで、人に恋をし、その人がたったひとつ光になることの尊さと苦しさがとても繊細な表現力で言葉にされている。恋の苦しさを追体験させられるような没入感で、読後の切なさは再読でもかなり食らった。





わかば@Wakaba_honyomi2026年2月6日読み終わった書き出しの一文がとても印象的。主人公の考え方や生き方に共感しながらも、聖の「楽してる」という言葉にうっとなったり…。登場人物はそれぞれ自分なりの正当性をもっていて、まあそういうもんだよなあと思う。三束さんは光みたいに優しくて柔らかいけれど、最後の最後まで本当に光みたいな人だったね。
ポー@marimaimei2026年2月5日読み終わった@ 自宅なんで典子は「入江くん」だったんだろう? が引っかかってモヤモヤ。 初の川上文学。美しい言葉遣いと表現で癒された。 聖の「深刻にならない」の話には私自身とても頷いたし1番響いた。 結局のところは、三束さんよりも聖を通して 主人公が自分を前よりも色付けた、そんなように感じた。 やっぱり人との関わりがあって、初めて自分という輪郭がぼんやりと見えてくる事をこの作品を通して勉強しました。 神聖な人ではなかった三束さんを、含めてまるっと 許容し生きていく冬子は、ただのヘタレとかじゃなくある意味の強さを持った女性だと思う。



🔖ぼう|読書記録@book_252026年2月3日読み終わった静かにひっそりと進んでいくお話🌝 主人公があまりにも不器用で、「大丈夫かしら?」と心配になりつつも、"自分が大事でこれまで何も自分で選択してきたものなんてないんじゃないか。その選択の結果が、1人で生きている今なんじゃないか。"と考える場面には、これまで少しも共感できなかった主人公との距離が近づいた気がしました。 私も大学に入ってから、高校生まで抱いていたチャレンジ精神とか熱い気持ちが嘘のように、自分が傷つかなそうな道ばかり選択するようになってしまって、その選択を自分でしつつも「これでいいのか」とモヤモヤする日々を長く送っていたので、少し主人公の抱く漠然とした不安や後悔のようなものに共感。 恋愛小説っていうよりかは、主人公の内面の深い部分に潜り込むような体験ができる小説のように感じました💫
カナデ@mochima32026年2月2日読み終わった私にとってはどこか童話の世界のような物語に思えた。冬子さんも聖さんも三束さんも自分の周りにはいない雰囲気の人たちだったのもあるかも… お酒のことを聞かれた三束さんの「人には、色んな事情があると思うので」という言葉が、心に残りました。優しい。もう少し深く読み込めたらいいなと思ったので、機会があれば読み返したい。
カナデ@mochima32026年1月31日読んでるなんていうか、思っていた感じと違う雰囲気…(いつも小説の内容はあまり頭に入れずに読み始める) 冬子さんがお酒を飲みまくっていて心配。聖さんは(心が)安定しているようで、実は高い位置で張り詰めているだけじゃないかと、こちらも心配… 三束さんが落ち着いていてホッとする。皆んなの幸せを祈りながら読んでる。



いぬを@_____on7222026年1月29日読み終わった映画化決定とのことで読みました。 主人公の入江冬子は、人付き合いが苦手で勤めていた会社を辞め、フリーランスの校閲者に。 日々の生活は、自宅で仕事をし、どこへ出かけることもない、いわゆる陰キャ。 仕事をふってくれる大手出版社社員の石川聖との関わりから少しずつ冬子の心境の変化が生じていく物語。 読んだ最初の印象は、人はみんな不器用なんだなってことです。 それは恋愛においても、仕事においても、生活すべてにおいてです。 もっと素直になればいいのに。 プライド、慢心、自己否定、引っ込み思案などその他いろんな感情が自分自身を苦しめる。 まさに恋愛の心境が描かれているものだなぁと感じました。 三束さんとの会話のテンポ感が(会話が続く時のリズム良い相槌や合間合間に生じる沈黙など)うまく表現されていると思いました。 川上さんの文章は、あえてひらがなを使ったり、句点をあまり使わずに一文を長くするなど、少し独特なところがあります。 そういう文章も作品に一風変わった持ち味を出しているのでしょう。 (好みが分かれると思いました。)









トラ@Toreads12342026年1月28日あらすじは、30代の不器用な女性が、仕事や恋、友人関係にぶつかりながら進んでいく、くらいの平凡な話なんだけど。だからこそ、文体や言葉選びや話の運びに唸らされる。主人公冬子の内省が多く、その不器用すぎる生き方に、こういう人もいるんだなと他人事として捉えていたけど、繰り返される内省の中に、刺される部分がありぐっと物語が迫ってきた。終盤、段落わけもしない、凄まじい勢いの文章。表記も展開も会話も、独特のリズムがある。感覚として、詩に近いのかもしれない。




夏の季語@natsunokigo2026年1月27日読み終わった二人の心が触れ合うシーンでは、アルゲリッチの「水の戯れ」の音に包まれているような感覚をおぼえた。読んでいて音がするタイプの読書体験は初めてだった。







- アネモネ@korino2026年1月26日読み終わった浅野忠信、岸井ゆきのというキャストで映画化されると知り購入。 閉ざしている主人公に投げつけられる無自覚で残酷な言葉の数々、実際口にはしなくても関係性としてリアリティがあった。 自分を解放していく物語





iram iram@booklover02142026年1月12日読み終わった再読すごく久しぶりに再読。終盤のクライマックスを読みながら、映画は『あのこは貴族』で女二人を緻密に描いた岨手由貴子が撮るんだったなと思い出した。タイトルから恋愛群像劇みたいなキラキラしたのを期待するときっと肩透かしに合う。


nica@nica2026年1月11日読み終わった書店で買った本2026年 7冊目読了 映画化されると言うことで 俳優さんが 浅野忠信さん、 岸井ゆきのさん 大好きな方達なのでそれをイメージして読んだ 評判ほども刺さらなかったかな これを映画にすると言うことは結構重い映画になるのかな と思った 三束さんが50歳過ぎと知って いやいや冬子と歳離れすぎてて冬子はいいかもしれないけど 三束さんはそこ気にしなかったのかな? と少し気になった
ジョルジオ・ポメラーニ@Giorgio_Pomerani2026年1月10日読み終わったあまり素直に恋愛小説としては読めない。うだつの上がらない過去と現在を持つ主人公がパッとしない中高年男性に恋をして当然に裏切られる。面白いといえば面白い小説なのだが、クラスのいじめられっ子の一挙手一投足を皆で観察してクスクス笑っているかのような後ろめたい読後感が残る。

つん。@tsunn6232026年1月7日読み終わったなんかふわふわした物語だった。途中冬子にも聖にも共感した部分はあったけど、クライマックスの理解ができなかった。なにより三束さんに求めたいものがきっとわたしとは違っていた。わたしが彼女たちの年齢に近づいたらまたわかるのかな。わたしはどう生きていくのかな ただ、心の機敏や様子の表現はすごく綺麗。理解はできないけれど手に取るように様子がわかる。だから読めた。 ・でもね、そんなのっていつか仕事で読んだり触れたりした文章の引用じゃないのかって思えるの。何かにたいして感情が動いたような気がしても、それってほんとうに自分が思っていることなのかどうかが、自分でもよくわからないのよ。いつか誰かが書き記した、それが文章じゃなくてもね、映画の台詞でも表情でもなんでもいいんだけど、とにかく他人のものを引用しているような気持ちになる。 ・わたしはこれまで、何かを、選んだことがあっただろうか。〜〜 それでも目のまえのことを、いつも一生懸命にやってきたことはほんとうじゃないかと、そう思った。自分なりに、与えられたものにたいしては、力を尽くしてやってきたじゃないか。いや、そうじゃない。そうじゃないんだとわたしは思った。わたしはいつもごまかしてきたのだった。目のまえのことをただ言われるままにこなしているだけのことで何かをしているつもりになって、そんなふうに、いまみたいに自分に言い訳をして、自分がこれまでの人生で何もやってこなかったことを、いつだってみないようにして、ごまかしてきたのだった。傷つくのがこわくて、何もしてこなかったことを。失敗するのがこわくて、傷つくのがこわくて、わたしは何も選んでこなかったし、何もしてこなかったのだ。
ゆうと@yuto072026年1月6日読み終わった「人からみればなんでもない夕方と夜のさかいめを、けれどもふたりでゆっくりときりひらいていくように思えてしまう青い薄暮は、つかのま、三束さんとわたしをおなじ色にした。」 「動くものと動かないもののあいだを満たしてゆくインクのような夜の濃さを、わたしはコーヒーカップに唇をつけたまま、ぼんやりと眺めていた。」
おしろい@00_neumond2026年1月6日買った読み終わったまた読みたい川上未映子の作品の中で1番読みやすく、1番好きな小説になった。ひらがな表記が多めだけど他の作品より気にならなかった。 主人公の心理描写を外側のモノの動き、音で表現するところや、真夜中、光のうつくしさを丁寧に述べている文章を純粋に素敵だと感じました。 映画化するようで、そちらも気になる。




はる@spring2026年1月3日読み終わった好きな一節 真夜中は、なぜこんなにも綺麗なんだろうと思う。それはきっと、真夜中には世界が半分になるからですよと、いつか三束さんが言ったことを、わたしはこの真夜中を歩きながら思い出している。光をかぞえる。夜のなかの、光をかぞえる。…… 昼間のおおきな光が去って、残された半分がありったけのちからで光ってみせるから、真夜中の光はとくべつなんですよ。 そうですね、三束さん。なんでもないのに、涙がでるほど、きれいです。
知的な人になりたい04@rniii2026年1月3日読み終わった知ってるとは思うけど、そういう人たちが傷つかないで安全な場所でひっそりと生きてられるのは、ほかのところで傷つくのを引きうけていて動いている誰かがいるからなのよ

S@YunhO3232025年12月26日読み終わったずっと気になっていた一冊。 なんとなくタイトル的にもこの時期に読みたくてやっとこの一冊を手に取り読了した。 わたしが勝手に想像していた話とはかなり違ったが、この一冊を読んだ後の外の世界の見え方はかなり変わるだろう。 最初の1頁目から綺麗な言葉が並んでいて、冬子と三束さんの会話はずっと見ていたい心が落ち着くような感じがした。 終盤に聖と冬子が言い合うシーンで泣きそうになった。 ✍️ "真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う。それは、きっと、真夜中には世界が半分になるからですよ" "昼間のおおきな光が去って、残された半分がありったけのちからで光ってみせるから、真夜中の光はとくべつなんですよ。" "だって、こんなにも思いだせないものばっかりで、でも思いだせるものもあって、とつぜん思いだすこともあって、でも、思いだせないものがほっとんどで、でも、もしかしたら思いだせないことのほうにすっごく大事だったことがあったとしたら どうしたらいいんでしょう?" "ふれているということは、これ以上は近づくことができない距離を同時に示していることにもなるから。"






さゆり@happyoukai2025年12月25日読み終わったこの主人公は自分だ と思いながら読んだ人は全読者の何割程度いたのかを知りたい。 そして、川上未映子さんのような才色兼備で人が羨むような人がこのような主人公の話を書いた理由を知りたい。


北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年12月10日読み終わった映画に備えて。はーーーこれを岸井ゆきのと浅野忠信で観られるのか……生きるぞ…… 川上未映子の作品って『アイスクリームフィーバー』意外には映像化されてないのかな??もっともっとされてほしいなー この話のなかでもっともうるっときたのは、聖が冬子に酷いことを言ってしまって、いろいろ食らって冬子が泣いちゃって、それを見て聖も泣いちゃって、結果的にふたりで泣いちゃう終盤のシーン。好きだからこそ友達になりたいからこそ近くに感じていたいからこそ、相手をわざと傷つけるようなことを言ってしまうんだよな









- やま@TrainApproaching2025年11月24日読み終わった文体がすごく好きだった。 つらつらと語られる心理描写や、感覚が素敵だ。 特に、聖の心の吐露は心が痛くなった。 みんなそれぞれの生き方をしていて、間違いを繰り返し、傷ついて、何かを隠しながら生きている。 それでも美しい瞬間があって、それを閉じ込めたような本。
okabe@m_okabe2025年11月21日読み終わった恋をしている時の、いろんなものが綺麗に見えて、いろんなことが苦しく思える描写がとても繊細。冬子にも三束さんにも聖にも、同じ色の光が当たっていればいいなと思った。 来年の映画化が楽しみ。しかも岨手監督とのことで期待大。

445@00labo2025年11月16日読み終わった途中の不穏なアルコール描写が気になって気になって、うつくしい文章が半分も頭に入ってこなかった。 アルコールを飲まないと人に会えない状態は異常です。病院に行って。 半分を過ぎたあたりから、「これは村上春樹と同じで20代前半までのみずみずしく過敏で痛いくらいの感受性で読まなきゃいけなかったやつだ〜」と察した。文章はうつくしい。心理描写やそのイメージもすてき。だけど、主人公に対して「しっかりせい!!」という気持ちになりすぎて浸れない。 お誕生日祝いのくだりも、「そうじゃない!そうじゃないでしょ!?」と悶えていたので、あとから主人公が自分で気づいてくれてよかった。あなたが大事にしているものはあなたが大事にしてくれ。ほんとうに。 まさに村上春樹との共著があるっぽいので読みたい。



kiki415@kiki4152025年10月31日読み終わった@ 自宅All the lovers in the night Mieko Kawakami 『きみは赤ちゃん』『夏物語』に続き3冊目の彼女の本。 地元の図書館で見つけ、今回は英語で。 彼女の文体は英語と相性が良いと感じる。 東京が舞台なのだが 去年までその喧騒の中にいた人間としては 日本語で読むよりも英語で読んでいる時の方が 私の中のリアルな東京の輪郭が良い感じにぼやけて、主人公・冬子の心情に集中出来た。 その分、より、冬子の孤独と痛みが鮮明だった。 読後にふと、自分にとって本を読むことはどんな意味があるか?を考えてみた。 小さい頃から持っている「どうしても読みたい」の気持ちの後ろには何があるのか。 それは、私にとって片道切符のようなもの。 私はひとりが好きだ。 人との距離感がうまく掴めない時期が長かった。 でも同じくらい、人間が好きだ。 今まで出会ったどんな嫌なヤツも、じっと観察していると、ああ、ここだけは好きだな愛おしいなと思うものが見つかり、最終的には好きでも嫌いでもない存在になる。 大失恋の後なんかは、苦手な会社の先輩にもこの切なすぎる痛みが宿っているのかと想像しては 勝手に親近感が湧いたものだ。 本を読むという作業の中には 知らない人の人生と様々な感情が水のように自分の中に流れてくる感覚がある。私はそれを味わう。 そしてある日、本の中で出会ったような人と現実世界で出会い話をしてみようと、本の中での記憶を片道切符にして、会話を始めてみる。すると、良くも悪くも、その人は想像と全然違う人だったりする。 帰り道はその人との間に生まれた感情を両手いっぱいに抱えて、線路の上を歩いて戻ってくる。 勇気を出して話してみて良かったと思いながら。 その日一日を終えて眠りにつく前に 想像の世界と現実のそれとが溶け合って 体の中で強張っていたある一部分が少しだけ 柔らかくなっているのを感じる。 そういう優しさを、この本を読んでいて私は思い出した。
左雨@sassa_332025年10月20日読み終わった主人公が考え込んだり、登場人物がつらつらと語っているのが印象的で惹き込まれた感じがする。とても読みやすかった。 想い人に惹かれていく過程にとてもどきどきした。 いろんな生き方があって、生き方を貫いていくことも、変えることも難しよな〜という、ふんわりとした感想。


nessie@nessieayako2025年10月19日読み終わった身体感覚や視界にある情景を描写するときの言葉の選び方がやわらかくて鮮烈で、たびたびじーんときた。 恋愛小説である、と書かれているのをみて了承のうえで手に取ったわけなのだが、確かにすごく恋の話だった。 だけど、当初想像していたよりもずっと、恋以外の話でもあった。主人公のことも、聖のことも、わりとすきかもしれない。水野はなんなんだ。 またいつか読みたいし映画もみたい。



はるのひ@harunohinouta2025年10月19日読み終わった心に残る一節2年前に買って少しだけ読んで積読していた本。映画化されると知ってから手に取る頻度が増えてついに読了。長編小説を読めなくなって久しかったけれど、長編に向き合う筋力を取り戻せた気がする。恋愛小説を読んだのも久しぶり。 結末は予想外だったけど、好きな作品。どうしようもなくリアルだし夢のような美しさも感じるし、読んでいて冬子の気持ちが分かる部分もありチクチクと痛みも伴う。 「……みんながみんな、あなたの常識で動いてるって思わないでほしい」(P.337) 感性の違う相手から一方的にズケズケと否定されたり決めつけられたりした時に冬子が静かに発するこの言葉。すごく普遍的で当たり前のことだけど、この物語のこのタイミングで改めて言葉にされるととても強い光を放っていて、妙に感動してしまった。ここで救われる思いがする人も、ハッと気付かされる人も多いのではと思ったり。 心が本当にしんどい時に好きな人のことを思い出そうとする描写も、さっきまで目の前にいた好きな人の顔がうまく思い出せない描写も分かりすぎた。 映画も観に行きたいな。

nyannyaway@nyannyaway2025年10月11日読み終わった三束がクズでヘタレだった… 既婚なのにマッチングアプリで独身謳う💩男と大差ないメンタル。 取り返す機会があったとすれば、自身の嘘を告白した後に冬子に許しを乞うことだったのに。 それをやらなかったのはヘタレだから。 嘘つきなのにプライド高いから。 そんな三束に、冬子へ徹底的に酷いことはさせない、冬子に三束へ復讐させない… 川上未映子さん、ヘタレ男性キャラへ優しすぎませんか。

授受@mocca11042025年9月20日読んでるあらすじを特に確認せず、最初の数行で引き込まれるまま購入。ところでわたしが触れる作品、ことごとく登場人物が嘔吐してるんですがこれ何の因果なんですか?

かえらずの本棚@Nexus_vel2025年9月12日また読みたいこれぞ川上未映子という作品。ただひたすらに一人称に寄り添った地の文。衝動のままにページを繰る手が止まらないあの感覚がとにかく心地いい。何度でも読みたくなる。


恋の抜け殻@mokuyoubi2025年9月9日読み終わった聖さんの言葉刺さっちゃったな〜〜 触れたら汚れて割れてなくなってしまいそうな形容がとても綺麗で、一番付箋のついた小説になった気がする 言葉の正しさにこだわる入江さんが、最後に書き残す言葉が「すべて真夜中の恋人たち」、感情が優勢
perle@__frostnit2025年9月2日読み終わった究極の恋、最高の恋愛小説 と帯に書いてあった。私にはまだ、分からないことが沢山あった ぜんぜんわからなかった、良いとあんまり思えなかったのは、ひとついやなことがあると全部いやになってしまうからだろう わからない、わからない、対立はお終いだと思っているのだろうか、ハッピーエンドで終わらないこと がつらくて、所詮物語だけれど大事な物語たちに助けられて満たしてもらってきたのだと思った 希望が好きだから、希望が打ち砕かれてしまったものに触れると苦しい。歳をとると、見方も変わるのかな こわいことだな 楽しみなことでもあるな それでも怖い それでよかったって、冬子さんは思えたのかな わからないな
soyoco@soyoco06222025年8月28日買った読んでるドラマを見て、 主人公がおススメしていた本。 私も再読してみようと本棚から。 なんと、夫も買っており2冊ありました。 恋人って響きが、なんかいいです。



久保みのり|書店よむにわ@kubomisan2025年5月15日読み終わった@ 自宅いつもは引けるアンダーラインを、引けなかった読書。ひとつの物語、ひとつの人生としてとらえることしかできなかった。何度でも読み返すだろうなと思うから、読書メモもセリフの抜き出しもいらないのかも。素晴らしい本。



はるのひ@harunohinouta2025年5月8日読んでるまだ読んでる@ 電車新幹線の移動中に少し読み進めてる。 買ったのは2年前の冬、誕生日に出かけたついでに立ち寄った本屋さんで。当時一旦読み始めたものの、長編小説を読む筋肉のようなものが衰えていて(エッセイや短編小説は読める)、なかなか進まず(本を読む時間もなかなか取れず)…最近また読書欲が戻ってきたからとにかく隙間時間に手に取ってみる。
木村久佳@kuCCakimura2025年3月31日買った読み終わった男性は別フォルダに保存、女性は上書き保存…なんてよく言ったものですが、シス女性の私は間違いなく上書き保存です。ただいきなり上書き保存しちゃってぜんぶデータが書き換わるというよりは、劣化してどんどん読めなくなり、果ては内容を忘れてしまう、という感じの上書き保存です。 「あ、完全に忘れたな」と自覚するのは、付き合っていた人の誕生日を忘れたときです。


white bird@shiawasenina__re2025年3月9日かつて読んだ川上未映子さんにどハマりした作品 とても透明で、痛々しくて、でも素敵な日本語が溢れていてほんとーーーうに大好きです。苦しなってしまうからなかなか読み返せないんだけれど、誰かに純粋に恋をしたくなりますね。 2025.3.17 追記 なぜか呼ばれた気がして3日間という時間をかけて大事に大切に読み返した。胸が痛くなった。キューーーっと。取りこぼしていた大切な素敵な言葉が文章がたくさんあって、どこかに手書きで残しておきたい気分になったけれどもきっとまた読み返す時に見つけられるから取っておこう。と思ってやめた。その代わり、折り目だけつけさせていただいた。 読み終わった後みんなの感想を読んでみたりした。なんと言葉にしたらいいのか分からないけれども私は本当に本当にすきな作品なんだよなぁ。人生を共にしたい本です。

sankaku@ta____ki32025年3月8日かつて読んだ大人になって、より深く実感する。相手を知ること、ましてや、理解しようとすることは、不可能に近いほど難しいことなのではないだろうか。 人の性格や考え方、というのは、あまりにも十人十色で、そんなことはみんながわかっているはずなのに、どうしても自分を軸にしたくなって、その主張が誰かを傷つけたり、傷つけられたりすることがある。 誰かを大切に想うこと。その想い方や、関係の作り方も人それぞれだ。もちろん、幸せの形も。 忘れてしまいたい記憶と、忘れなければならない思い出は、真夜中に全部置いてこよう。 長い時間をかけて薄まった過去の全てが消えることは無いけれど、その分きらきらとした思い出は自分だけのために静かにしまって、また大切な思い出を、これからの時間に重ねていく。
愛@mirage_08k1900年1月1日買ったまだ読んでる紹介@ ブックカフェ チャイと選書 Chapters bookstore「この本を読むと夜がもっと静かになる」 「夜に眠る前に、ころがすように、少しずつ読んでみてほしい」 と選書していただいた本。


- 天文@yubok11221900年1月1日読み終わったつらつらと文が書かれていて読みにくいのと、自分とは違う人間すぎて主人公に共感ができるところが少なくよみにくさを感じた。でも描写が細かく、言葉遣いも綺麗だったから情景を想像しやすかった。合わないタイプの本だけど内容はまぁ面白い。






























































































































































































































