すべて真夜中の恋人たち
164件の記録
okabe@m_okabe2025年11月21日読み終わった恋をしている時の、いろんなものが綺麗に見えて、いろんなことが苦しく思える描写がとても繊細。冬子にも三束さんにも聖にも、同じ色の光が当たっていればいいなと思った。 来年の映画化が楽しみ。しかも岨手監督とのことで期待大。

445@00labo2025年11月16日読み終わった途中の不穏なアルコール描写が気になって気になって、うつくしい文章が半分も頭に入ってこなかった。 アルコールを飲まないと人に会えない状態は異常です。病院に行って。 半分を過ぎたあたりから、「これは村上春樹と同じで20代前半までのみずみずしく過敏で痛いくらいの感受性で読まなきゃいけなかったやつだ〜」と察した。文章はうつくしい。心理描写やそのイメージもすてき。だけど、主人公に対して「しっかりせい!!」という気持ちになりすぎて浸れない。 お誕生日祝いのくだりも、「そうじゃない!そうじゃないでしょ!?」と悶えていたので、あとから主人公が自分で気づいてくれてよかった。あなたが大事にしているものはあなたが大事にしてくれ。ほんとうに。 まさに村上春樹との共著があるっぽいので読みたい。



kiki415@kiki4152025年10月31日読み終わった@ 自宅All the lovers in the night Mieko Kawakami 『きみは赤ちゃん』『夏物語』に続き3冊目の彼女の本。 地元の図書館で見つけ、今回は英語で。 彼女の文体は英語と相性が良いと感じる。 東京が舞台なのだが 去年までその喧騒の中にいた人間としては 日本語で読むよりも英語で読んでいる時の方が 私の中のリアルな東京の輪郭が良い感じにぼやけて、主人公・冬子の心情に集中出来た。 その分、より、冬子の孤独と痛みが鮮明だった。 読後にふと、自分にとって本を読むことはどんな意味があるか?を考えてみた。 小さい頃から持っている「どうしても読みたい」の気持ちの後ろには何があるのか。 それは、私にとって片道切符のようなもの。 私はひとりが好きだ。 人との距離感がうまく掴めない時期が長かった。 でも同じくらい、人間が好きだ。 今まで出会ったどんな嫌なヤツも、じっと観察していると、ああ、ここだけは好きだな愛おしいなと思うものが見つかり、最終的には好きでも嫌いでもない存在になる。 大失恋の後なんかは、苦手な会社の先輩にもこの切なすぎる痛みが宿っているのかと想像しては 勝手に親近感が湧いたものだ。 本を読むという作業の中には 知らない人の人生と様々な感情が水のように自分の中に流れてくる感覚がある。私はそれを味わう。 そしてある日、本の中で出会ったような人と現実世界で出会い話をしてみようと、本の中での記憶を片道切符にして、会話を始めてみる。すると、良くも悪くも、その人は想像と全然違う人だったりする。 帰り道はその人との間に生まれた感情を両手いっぱいに抱えて、線路の上を歩いて戻ってくる。 勇気を出して話してみて良かったと思いながら。 その日一日を終えて眠りにつく前に 想像の世界と現実のそれとが溶け合って 体の中で強張っていたある一部分が少しだけ 柔らかくなっているのを感じる。 そういう優しさを、この本を読んでいて私は思い出した。
左雨@sassa_332025年10月20日読み終わった主人公が考え込んだり、登場人物がつらつらと語っているのが印象的で惹き込まれた感じがする。とても読みやすかった。 想い人に惹かれていく過程にとてもどきどきした。 いろんな生き方があって、生き方を貫いていくことも、変えることも難しよな〜という、ふんわりとした感想。


はるのひ@harunohinouta2025年10月19日読み終わった心に残る一節2年前に買って少しだけ読んで積読していた本。映画化されると知ってから手に取る頻度が増えてついに読了。長編小説を読めなくなって久しかったけれど、長編に向き合う筋力を取り戻せた気がする。恋愛小説を読んだのも久しぶり。 結末は予想外だったけど、好きな作品。どうしようもなくリアルだし夢のような美しさも感じるし、読んでいて冬子の気持ちが分かる部分もありチクチクと痛みも伴う。 「……みんながみんな、あなたの常識で動いてるって思わないでほしい」(P.337) 感性の違う相手から一方的にズケズケと否定されたり決めつけられたりした時に冬子が静かに発するこの言葉。すごく普遍的で当たり前のことだけど、この物語のこのタイミングで改めて言葉にされるととても強い光を放っていて、妙に感動してしまった。ここで救われる思いがする人も、ハッと気付かされる人も多いのではと思ったり。 心が本当にしんどい時に好きな人のことを思い出そうとする描写も、さっきまで目の前にいた好きな人の顔がうまく思い出せない描写も分かりすぎた。 映画も観に行きたいな。

nessie@nessieayako2025年10月19日読み終わった身体感覚や視界にある情景を描写するときの言葉の選び方がやわらかくて鮮烈で、たびたびじーんときた。 恋愛小説である、と書かれているのをみて了承のうえで手に取ったわけなのだが、確かにすごく恋の話だった。 だけど、当初想像していたよりもずっと、恋以外の話でもあった。主人公のことも、聖のことも、わりとすきかもしれない。水野はなんなんだ。 またいつか読みたいし映画もみたい。


nyannyaway@nyannyaway2025年10月11日読み終わった三束がクズでヘタレだった… 既婚なのにマッチングアプリで独身謳う💩男と大差ないメンタル。 取り返す機会があったとすれば、自身の嘘を告白した後に冬子に許しを乞うことだったのに。 それをやらなかったのはヘタレだから。 嘘つきなのにプライド高いから。 そんな三束に、冬子へ徹底的に酷いことはさせない、冬子に三束へ復讐させない… 川上未映子さん、ヘタレ男性キャラへ優しすぎませんか。

授受@mocca11042025年9月20日読んでるあらすじを特に確認せず、最初の数行で引き込まれるまま購入。ところでわたしが触れる作品、ことごとく登場人物が嘔吐してるんですがこれ何の因果なんですか?

かえらずの本棚@Nexus_vel2025年9月12日また読みたいこれぞ川上未映子という作品。ただひたすらに一人称に寄り添った地の文。衝動のままにページを繰る手が止まらないあの感覚がとにかく心地いい。何度でも読みたくなる。


恋の抜け殻@mokuyoubi2025年9月9日読み終わった聖さんの言葉刺さっちゃったな〜〜 触れたら汚れて割れてなくなってしまいそうな形容がとても綺麗で、一番付箋のついた小説になった気がする 言葉の正しさにこだわる入江さんが、最後に書き残す言葉が「すべて真夜中の恋人たち」、感情が優勢
霜@__frostnit2025年9月2日読み終わった究極の恋、最高の恋愛小説 と帯に書いてあった。私にはまだ、分からないことが沢山あった ぜんぜんわからなかった、良いとあんまり思えなかったのは、ひとついやなことがあると全部いやになってしまうからだろう わからない、わからない、対立はお終いだと思っているのだろうか、ハッピーエンドで終わらないこと がつらくて、所詮物語だけれど大事な物語たちに助けられて満たしてもらってきたのだと思った 希望が好きだから、希望が打ち砕かれてしまったものに触れると苦しい。歳をとると、見方も変わるのかな こわいことだな 楽しみなことでもあるな それでも怖い それでよかったって、冬子さんは思えたのかな わからないな
soyoco@soyoco06222025年8月28日買った読んでるドラマを見て、 主人公がおススメしていた本。 私も再読してみようと本棚から。 なんと、夫も買っており2冊ありました。 恋人って響きが、なんかいいです。



久保みのり|書店よむにわ@kubomisan2025年5月15日読み終わった@ 自宅いつもは引けるアンダーラインを、引けなかった読書。ひとつの物語、ひとつの人生としてとらえることしかできなかった。何度でも読み返すだろうなと思うから、読書メモもセリフの抜き出しもいらないのかも。素晴らしい本。



はるのひ@harunohinouta2025年5月8日読んでるまだ読んでる@ 電車新幹線の移動中に少し読み進めてる。 買ったのは2年前の冬、誕生日に出かけたついでに立ち寄った本屋さんで。当時一旦読み始めたものの、長編小説を読む筋肉のようなものが衰えていて(エッセイや短編小説は読める)、なかなか進まず(本を読む時間もなかなか取れず)…最近また読書欲が戻ってきたからとにかく隙間時間に手に取ってみる。
木村久佳@kuCCakimura2025年3月31日買った読み終わった男性は別フォルダに保存、女性は上書き保存…なんてよく言ったものですが、シス女性の私は間違いなく上書き保存です。ただいきなり上書き保存しちゃってぜんぶデータが書き換わるというよりは、劣化してどんどん読めなくなり、果ては内容を忘れてしまう、という感じの上書き保存です。 「あ、完全に忘れたな」と自覚するのは、付き合っていた人の誕生日を忘れたときです。


- white bird@shiawasenina__re2025年3月9日かつて読んだ川上未映子さんにどハマりした作品 とても透明で、痛々しくて、でも素敵な日本語が溢れていてほんとーーーうに大好きです。苦しなってしまうからなかなか読み返せないんだけれど、誰かに純粋に恋をしたくなりますね。 2025.3.17 追記 なぜか呼ばれた気がして3日間という時間をかけて大事に大切に読み返した。胸が痛くなった。キューーーっと。取りこぼしていた大切な素敵な言葉が文章がたくさんあって、どこかに手書きで残しておきたい気分になったけれどもきっとまた読み返す時に見つけられるから取っておこう。と思ってやめた。その代わり、折り目だけつけさせていただいた。 読み終わった後みんなの感想を読んでみたりした。なんと言葉にしたらいいのか分からないけれども私は本当に本当にすきな作品なんだよなぁ。人生を共にしたい本です。


sankaku@ta____ki32025年3月8日かつて読んだ大人になって、より深く実感する。相手を知ること、ましてや、理解しようとすることは、不可能に近いほど難しいことなのではないだろうか。 人の性格や考え方、というのは、あまりにも十人十色で、そんなことはみんながわかっているはずなのに、どうしても自分を軸にしたくなって、その主張が誰かを傷つけたり、傷つけられたりすることがある。 誰かを大切に想うこと。その想い方や、関係の作り方も人それぞれだ。もちろん、幸せの形も。 忘れてしまいたい記憶と、忘れなければならない思い出は、真夜中に全部置いてこよう。 長い時間をかけて薄まった過去の全てが消えることは無いけれど、その分きらきらとした思い出は自分だけのために静かにしまって、また大切な思い出を、これからの時間に重ねていく。
- やま@TrainApproaching1900年1月1日読み終わった文体がすごく好きだった。 つらつらと語られる心理描写や、感覚が素敵だ。 特に、聖の心の吐露は心が痛くなった。 みんなそれぞれの生き方をしていて、間違いを繰り返し、傷つきながら生きている。 それでも美しい瞬間があって、それを閉じ込めたような本。






































































































































