にょろぞう "ネット怪談の民俗学" 2026年3月6日

ネット怪談の民俗学
インターネット黎明期から現代までの間に語られるようになった怪談を通して、怪談の類型だけでなくそれを取り巻く環境なども包括的に解説してくれた本。 私は全盛期のニコ動に入り浸っていた人間なので既知の怪談が多く懐かしい気持ちになった。 その上で知らない話や知らないジャンルまであり、私はまだ洒落怖の浅瀬にしかいなかったのだなと思った。 本文中でも触れられていた「行方不明展」には私も行ったのだが、先にこれを読んでから見に行くべきだったなと少し後悔した。 個人的には今はなき「赤い部屋」が取り上げられていたのが嬉しかった。 以前友人と今後インターネット史を編纂して残すことが必要になってくると話したことがあったが、この本はネット怪談という縦軸においてまさにその役割を果たしてくれる存在だと思った。
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