Ayako "増補新版 女ふたり、暮らして..." 2026年3月7日

Ayako
Ayako
@aya_rb
2026年3月7日
増補新版 女ふたり、暮らしています。
増補新版 女ふたり、暮らしています。
キム・ハナ,
ファン・ソヌ,
清水知佐子
それぞれの文章に、爽やかな才気、みたいなものを感じて、心地良い生活が目に浮かんでくる。 私ももし、ひとり暮らしを続けていたら、どこかのタイミングで誰かと暮らす面倒さを希求していたんじゃないかと思う。 他人と暮らすことは世界が拡張されることでもある。ただ、それが「結婚」という形になったとき、なぜか狭い世界に閉じ込められることがあるのが不思議(もちろんすべての結婚が、ではない)。 多くの場合、それは家父長制ゆえで、家族が容易に独裁国家になりうるからなんだろう。独裁国家では、自分の人生の舵取りと考える面倒さ(それを面倒さと呼ぶならば)は手放せるけど、束縛と抑圧からは逃れられない。民主的な暮らしは絶え間ない微調整は要るけれど、個人として生きる心地良さと自分の人生の舵を手放さずにいられる。 誰かと生活を分け合いながら、でも自分の人生をその誰かに預けずに、時に助けたり助けられたり、一緒に食べて飲んでしゃべって暮らしていく、それは時に緊張は孕むけれど、自分を手放さずに他者とつながり安心も得ていく方法としては、なかなか良いものなんじゃないかな。
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