のぞみ堂 "クローゼット" 2026年3月7日

クローゼット
アンティーク服の修復と人の心の修復を主軸に描かれた物語でした。 傷みはけっして消えるものではないけれど、修復士によって直されていく服、人と人が寄り添い互いに治癒し合っていくさまがとても素敵でした。 絶対に好きになる小説だと確信していたので、とっておきにしてたのに、つい読んでしまった。 無類の服好きな私からするとかなり羨ましいことに、KCI京都で取材されたそうである。納得。 作中のドレスはアンティーク中心ではあるが、ヴィンテージのコム・デ・ギャルソン 、シャネル、サンローランが出てくるとやはり心が跳ねた。 晶とは絶対に服の好みが合いそう。 英国60年代のBIBAのワンピースやジャンプスーツなんかもとても似合いそうなイメージ。 そういえば、千早先生の「透明な夜の香り」に出てくる小川朔が纏う白いシャツは私のなかでコム・デ・ギャルソン の白シャツなんだよな。 イタリア製の上質な生地をフランスで縫製しているこだわり。私も愛用してるあのシャツは本当におすすめ。 現在まで引き継がれ数百年は経つような服を人が丁寧につないでいく。人の心も同じなんだろうな。 洋服も心も自分の大切なクローゼットで丁寧に扱うんだ。 書きたいことがありすぎる小説。感想が追いつかない。 もう一度読みたい。
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