
桜湯
@Gift531
2026年3月7日
爆弾
呉勝浩
買った
読み終わった
映画も視聴。月並みな表現だけど、映画はエンタメに振ってて小説は心情描写、伝えたい思いがダイレクトにくる、といった感じだった。
小説では“仲間”意識という作者の提示した大きなテーマがじわじわと襲ってくる感じがする。読後に考えさせる力を感じた。しかし人物の視点が目まぐるしく変わるため、人物把握や状況整理にかなり脳のリソースを割かざるを得ないところがある。同時並行的な処理がいるなあと感じた。
映画では、やはりというべきか、画と音による爆発の説得力が凄まじい。秋葉原の爆発とかは小説で読んだときの印象の数倍デカくてびっくりした。それと当たり前だが人物の顔が明示されるので脳の負担も少ない。佐藤二郎と山田裕貴の演技も良かった。こういうタイプの映画見ると毎回思うのだが、流されるまま刺激へと連れていかれる感じがジェットコースターに似ている。
少し残念なのは大学のクソサークル所属の女子の心情描写が全くなかったところ、清宮のパズルの心情描写が丸々カットされていたところ、この二点。映画に落とし込むという中でやむを得なかったのだろうが、その分映画にしかできない調味料が欲しかったと言うのは欲張りだろうか。
自分は小説→映画と進んだが記憶を消せるなら映画→小説で楽しむと思う。
