
たま子
@tama_co_co
2026年3月7日
嘔吐
ジャン・ポール・サルトル,
鈴木道彦
読んでる
「私は独りきりだ。大部分の人たちは家庭に戻って、ラジオを聴きながら夕刊を読んでいる。終わりかかった日曜日は、彼らに苦い味を残したが、すでに彼らの心は月曜日を向いている。だが私には月曜日も日曜日もない。あるのは無秩序にひしめき合う日々と、そこへとつぜん訪れるこのような閃光ばかりだ。
何も変わりはしなかったが、にもかかわらずすべては普段と違った形で存在している。私にはそれを描くことができない。まるで〈吐き気〉のようで、しかもそれとは正反対だ。要するに一つの冒険が私の身に起こっているのであり、自分自身に問いかけてみると、起こっているのは、私がまさに私であって今ここにいる、ということであるのが分かる。夜をかき分けて進んでいるのはこの私だ。私は小説の主人公のように幸福である。」p93
この本に読みたいもののすべてが詰まっているような気がしている。







