
みゆわ
@miyuwa
2026年3月6日
砂漠
伊坂幸太郎
読み終わった
感想
読書日記
西嶋がやはりキャラとして魅力的すぎて、作者はこのキャラを描きたいからこの小説を書いたのではないかと疑いたくなった。常識、規範、建前のような大人が気にすることを西嶋は一切気にしない。だからこそ西嶋だけが留年して、社会という砂漠に出ないというエンディングは納得感があった。作中で砂漠は社会、学生生活はオアシスと表現されている。オアシスに留まり続ける西嶋に私自身もオアシスを感じ取った。私は社会で働く人間の1人だが、心の中に西嶋(オアシス)がいてくれることがどれだけ救いになるか。この小説を読んで1番よかったことは西嶋という人間を知れたことだ。
でもなんというか、西嶋一本槍な感じもあった。
西嶋がストーリーのスパイスになっていて、それ以外のストーリーを構成する部分から感動やインスピレーション、想起のようなものは受け取ることができなかった。

