
ほうき
@houki
2026年3月7日

7
トリスタン・ガルシア,
高橋啓
読み終わった
2段組み500ページ超えの大作!
全7章からなる短編集 (長さ的には中編集、本の半分を占める第7章はそれだけで長編になるボリューム)
前半6章はそれぞれ独立した設定を持つ短編集。それぞれ特徴的な設定だけでも面白いけれど、その世界観での深い掘り下げがとても良い。『エリセンヌ』『サンギーヌ』『宇宙人の存在』などは自身を構成するアイデンティティと、それを自ら破壊することによって得られる快楽すら伴いかねない破滅的な感情が描かれており、とても好みだった。
最終7章でこれまでの話のつながりが見えてくるようになる。最近の名作であるような大どんでん返し!!みたいなことはないけれど、7章で描かれる壮絶な体験を踏まえるとこれまでの6章に対する見え方が変わってくる。
量的にも内容的にも読むのに時間と体力が必要だったけれど、とても面白かった!!