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2026年3月8日
バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下
R・F・クァン,
古沢嘉通
読み終わった
凄まじかった。相手に訴えるために選べる手段は暴力しかないと思うようになる構造に入り込んでいきつつ、自分が選んだ暴力がそれを訴えたい相手では無く、関係のない、抵抗できない人を巻き込んでいくことにも目を向けさせられた。
対話できないことが示され続けた果てに、最後に過去を思い出す場面にぐっと迫るものがあった。
p307"翻訳とはまさにそういうことなんだ、と思う。話すということはそういうことなんだ。他人の話に耳を傾け、自分の偏見を超えて、相手が言おうとすることをわかろうとすることだ。自分自身を世界に示し、ほかの誰かが理解してくれることを期待するんだ"


