バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下
98件の記録
青@sora-ga-aoi2026年2月14日読み終わった訳者のあとがきに「ダーク・アカデミア小説」「架空歴史物」と書かれていたが、まさにそれ。 私の思ってた魔法、ファンタジーとは違ったのだけど、それがこの本の魅力だ。 上巻の感想にも書いたけど魔法の設定が秀逸。 上巻は読むのに時間がかかったが下巻はあっという間に終わってしまった。 どんどん歯車が狂っていくような展開が続く。 タイトルに入った「革命」という字、それに犠牲はつきものということを思い出す。 登場人物の考え方の違い、どうしても分かり合えない葛藤などが、人間ドラマ好きの私には大変刺さった。 訳者の言葉を使うなら「ハリー・ポッターを卒業したあとに読んでほしい作品」。


うーえの🐧@tosarino2026年1月31日読み終わった⭐️⭐️⭐️⭐️ Traduttore, traditore(翻訳者は、裏切り者)。 R・F・クァン著『バベル』の読書記録を書きました。 言葉を訳すことで生じる「魔法」と、その過程で失われ、殺されていく「意味」について。 私たちは便利さと引き換えに、何を切り捨てているのでしょうか? 静かな夜に、一考していただければ幸いです。🐧 [https://note.com/tosarino/n/n403229a4a20e]
ekmiico@ek-wine19722026年1月12日読み終わった下巻は今日一気に読みました。今週ずっと、もうひとつの1830年代大英帝国に住み、上巻でアカデミックなオックスフォードを堪能し、ジェットコースター的展開の下巻にへとへとになりつつ(いい意味で)没頭しました。幸せな3連休だった。満足。



はづき@paroles11182026年1月1日読み終わった海外文学最初はハリー・ポッターみたいだなって思ってた。銀と言葉の力でまるで魔法の世界を知るロビン。彼は母国である中国で母を亡くし、英国に連れてこられ明確に区別(差別)されながら学生生活を送る。でもそこで、自らの境遇と似たかけがえのない友人たちと出会い……………。 でも、ここはバベルの塔。 ここまでのラストは予想していなかったけど、考えてみればハリポタもわりと血が流れる物語だったわ。 続きが読みたいな。 彼らのそれぞれの主張も分かるんだよ。どこまでいっても人間は結局は生物として当然、自らの繁栄を目的とする。その「自ら」というのが、時として国や会社や共同体になるだけの話で。 面白かったです!




楡@etemotust2025年12月31日買った読み終わった翻訳の話であることはもちろん、暴力と殉教の話だった。上巻の時点では予想してなかった。 「銀と、ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法」が大きな力を持つということは、ふたつの言語を深く理解したものが大きな力をもつということ。異なる言語をそこまで深く理解することは、対話や相互理解に繋がるかに思えるのにそうはならないのが、この物語の人類に向けた問題提起であり皮肉にも思える。 翻訳とは対話でありわかり合おうとすることだと語ったのも、ロビンの殉教を諌めたのもラミーであり、ラミーを失って転がる岩のように転向していくロビンの姿がかなしくうつくしい。 最後まで力強く歩み続けるのが、黒人女性という4人のなかで最も社会的に弱い立場であるヴィクトワールだというのも作者の意志を感じる。


タレ@miki_nike2025年11月14日読み終わった@ 国産紅茶専門店TEAROOM Yoshiki Handaもちろんおもしろかったし、ラストには一筋の希望もあったんだけれども……。 自分が期待していた、上巻での斬新な発想や中華SF的な飛躍はなく、失速した印象を受けてしまった。ハリー・ポッターの終盤に似たつらさがあり、死ななくていいはずの人物が結末ありきのプロットのために退場させられているように感じてしまった。




篠乃崎碧海@Aomi_rds2025年9月4日読み終わった現実世界と地続きのファンタジーを読むとき、作中で魔法の解ける瞬間にいつもそこはかとない寂しさを覚える。これは希望とハッピーばかりの夢物語ではない、今私達が日々向かい合い戦っている世界と何ら変わりはないのだと気付かされる瞬間が。 幼い頃はそれが特に嫌で、ハイ・ファンタジーばかり読んでいた時期もあったのだけれど、最近は逆に現実とリンクした作品の方が読みたくなる。この世界にはまだ私が知らないだけの魔法も悲惨極まりない現実も、同時に存在するのだと知ることができるから。その方が救いがあったりしないか? エピローグの前の最後数行がとても美しく哀しかった。ああいう一文が最後にあると、ああ読んできてよかったなと思える。好きな読後感でした。 上下巻通してロビン以上にグリフィンが気になって仕方がない。彼のスピンオフとかあったら是非読みたい。出ないでしょうけれど。ああいう憎みきれない哀しい奴、かなり好き。
- 白沼@shironuma2025年6月9日読み終わった銀に異なる国の言語の二つの言葉を刻むことで魔法のような効果を得られる世界で、中国の広東で育ったロビンがバベルという大学の翻訳研究所に入学し、さまざまな困難や現実に直面する、という物語の下巻。 上巻の時点でハッピーエンドにはならないだろうなぁと思ってたけど、結末に胸がギュッとなった。輝かんばかりの学生時代の描写があるからこそ、ロビンたちの離別がすご〜〜くしんどい。 この本のことしばらく忘れられないだろうなぁ。番外編とか出ないかな。グリフィン世代の話とか絶対面白いよ。



りなっこ@rinakko2025年4月30日読み終わった素晴らしい読み応え。ファンタジーではありつつ、19世紀前半の英国が世界を支配した仕組みを暴く側面は歴史小説でもある。タイトルから想像してしまう事が気になって、主人公たちは一体どうなっていくのか目が離せなかった。 オックスフォードの翻訳研究所で同期として出会ったロビンたちが、急速に親密になり互いにしがみつくように信頼し合っていた日々を振り返ると、何故この四人だったのか…と胸が痛い。所々に挟まれたロビンの回想の言葉から、何か哀しいことを予想してはいたけれど。 “暴力の必要性”という重い問題提起がある一方で、様々な言語の成り立ちや背景、そしてその言語間における翻訳行為の奥深さにも思いを馳せる物語だった。 完璧な翻訳の不可能性は、あらゆる言語が尊く美しいということの証左になる。





cao@monac2025年4月10日読んでる主人公ロビンやヒーロー(と私は思ってる……)グリフィンが、完璧に共感できる正しさで描かれていない、綺麗事じゃないところがいい。 差別に傷ついている人であっても、他の種類の差別に傷ついている人には気付けないことが描かれている。私は差別に気付けないから差別している側の人間なんだと思って生きていくしかない、人は正しくありたくても決して正しくあることはできないことを肝に銘じた上で正しくあろうとしなくてはならない、のだろう(このことはもっと考えてみなくては)。 どんな結末に行き着くのかが全然わからない!

七瀬由惟/Yui Nanase/あーしぇ@ashe_dalmasca2025年3月7日読み終わった下巻に入ってからの転換、いや転向ぶりがすごかった。互いにたたかうしかなかった者たちの哀しみが伝わる。最後/最期まで描かない擱筆のしかたも余韻があってよい。
Hide@Hide-book2025年3月6日読み終わった借りてきたブログに感想あり上巻での仕込みからの下巻、話がどんどん動いていく。分断といつ果てるかわからぬどちらかが倒れるまで終わらないであろう闘争の話として読んだ。
palblu@palblu2025年2月22日読み終わった2025年海外文学単行本電子書籍上巻の終わり方でとても中断することができずに下巻も一気に読んだ。 読み終えてしばし呆然。 銀工術・適合対、そして語源という作者の発想には驚かされた。
たげり@misakiebitz1900年1月1日読み終わったbooktokマイノリティという括りで一緒に恵まれた学生生活を送った4人の一括りにはできない違いが歪みを起こす下巻。バベルの塔だから最後は崩れるのだけれど... 遊ぶ程度で翻訳をする人間からしてもめちゃくちゃ楽しめた。言語学習のモチベが下がったときに読み直そう。




























































