Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
wug
wug
wug
@w
  • 2025年9月15日
    闘いの庭  咲く女 彼女がそこにいる理由
    様々なメディアで見かける13人の女性たちが、自分の居場所を作ってきた話が主題のインタビュー集。 フィールドは各人異なるものの、自分を信じて進んだ末に今の地点に辿り着いたことが共通して格好良かった。特に野木亜紀子、北斗晶の話が今の自分には印象的だった。 p267"彼女たちがここにいる理由は明らかだ。決してあきらめず、自分を信じたからだ。しかし、努力や根性だけの賜物ではないだろう。行間を子細に見ていけば、そこには他者と自己へのたゆまぬ観察と分析があり、鍛え抜いた客観性があり、それ以上の主体性があり、信念を曲げないことと、他者の期待に応えることの両方を叶えるための永遠の微調整がある。自分以外の言いなりにならないのも大きな共通点だ。つまり、自分の人生の舵を決して手放さない。"
  • 2025年9月2日
    向日性植物
    向日性植物
  • 2025年8月31日
  • 2025年8月20日
    作り方を作る
    作り方を作る
    佐藤雅彦展をみた後にミュージアムショップで買った。4時間ほどかけて見たけれども、見られなかったものもある位に充実のボリュームだった。 展示にはそこまで含まれていなかった、作品を作った当時の思い出も図録には含まれているようで、この図録を読むことでまた一段深く鑑賞できそう。展示室を離れた後も解説パネルが続く感じがして楽しい。
  • 2025年8月11日
    言語学バーリ・トゥード Round 2
    今作も面白くてついぐふふと笑ってしまう。LLMの話がなるほど分かりやすい。メトニミーが禁止される世界の話が不条理なSFっぽさがあり好きだった。
  • 2025年8月4日
    深夜特急2
    深夜特急2
    7月から通勤のお供に少しずつ。今の暑さ、特に夜のなまぬるい空気に合って良い。オフィスに行く、オフィスから帰ると同時に、マレー半島を移動している。
  • 2025年8月3日
    べつの言葉で
    べつの言葉で
    新しい言葉を得ることのよろこびとままならなさ、変化への希求がよかった。 p74"不完全さは構想、想像、創造性に手がかりを与えてくれる。刺激してくれる。不完全であると感じれば感じるほどわたしは、生きていると実感する。"
  • 2025年8月2日
    その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
    その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
    頭のなかで強烈なイメージと感情が明滅するような、普段小説を読む時とは別の種類の体験だった。 読み終わったあとに奥付けを見て、先日読んでよかった『誰もいないホテルで』と同じ翻訳家の方だとわかった。全く味わいの違う面白い本を訳していただきありがとうございます、の気持ちになる。
  • 2025年8月2日
    雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史
    雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史
    私はいま何を食べているのか、の問いの探求に対して、著者のやってみる精神がすごい。 牛を一頭購入する、農場で家畜の世話から屠畜までの労働をする、ワイルドピッグを狩猟して解体する、キノコを採集する、鮑を素潜りで採る、塩湖の水から塩を作る(失敗する)、そして手に入れた食材でディナーを作る。 農家や食品企業へのインタビューだけではなく、著者が体験した身体的な感覚、感情も追体験できるような面白さがあった。作ったものの行き先が見えない大規模トウモロコシ農園から、地元にのみ販売する農場を経て、家の近くの森の中で狩猟採集して自分と仲間だけで食べる構成が秀逸だった。 次作の『人間は料理をする』は手に入れた食材を加工すること、この本は加工の前段にあたる食材を手に入れることがテーマなのかなと思った。芋づるで手にとってよかった。
  • 2025年7月21日
    料理の四面体 (中公文庫)
    沢山のサンプルから共通項を抽出して理論を見つけ出す営みが好きなので、最終章でかなり気持ちが盛り上がった。 四面体の頂点を火、水、油、空気として、その料理は点Aとしてどこに位置するのかを紐解く理論だった。底面の三角形は食材が生ものの状態と定義するが、豆腐であれば豆腐そのものの場合、豆腐に加工する前の大豆の状態の場合など、「生もの」をどこを始点とするかで加工度合いを表現でき、底面を入れ替えることで繰り返し処理ができるところが面白かった。 ほうれん草の蒸し煮を女性で比喩したところなど、ところどころ時代を感じる点はあったものの、解説にあるように何年か後に色々な料理をもっと作ったり食べたりした後で読み直すと、また新鮮に面白く感じられるように思う。
  • 2025年7月19日
    誰もいないホテルで
    誰もいないホテルで
    名残惜しく読み終わった。最後までじわじわと良かった。 表題作、「森にて」、「スウィート・ドリームズ」が特に好きだった。「主の食卓」は、かもめの群れと聖体拝領のパンの描写が絵として強烈だった。背表紙の堀江敏幸さんの短評が読了後により響く。 好きな喫茶店で読めたのも相まって記憶に残る読書だった。
  • 2025年7月16日
    暮しの手帖 2025年 6月号
    暮しの手帖 2025年 6月号
    ほんのり早く退勤できたので、稲田俊輔さんの「新おそうざい十二ヶ月」から、トマトと豆腐の冷製パスタ(そうめんで代用バージョン)を作った。 「トマトと豆腐のおいしさを塩で引き出し、うま味のしみ出した水分がそのままソースになります。」がまさに言葉のとおりだった。この単純な材料と少ない手間で、なんでこんなに美味しいのか。トマト味とオリーブオイルの染みた豆腐が麺に絡んで、さっぱりしているけど食べ応えがあってよかった。 鶏のスープの作り置きがあったので、一緒に食べたら味の組み合わせも素敵だった。掲載されている献立をセットで作ってみたい。
  • 2025年7月13日
    誰もいないホテルで
    誰もいないホテルで
    半分にあたる"氷の月"まで読んだ。かなり好き。 手入れされていないホテルで怪しい女性と過ごす表題作が、旅行シーズンにいいかなと勝手に持っていた期待と全く違ってちょっと笑ってしまった。 日常を離れたいのに、離れられないか、望んでいない形で離れていく話が多いかなと思う。 少しずつ読み進めたい。
  • 2025年7月7日
    小春日和
    小春日和
    柚木麻子さんのBUTTERを英訳した、ポリー・バートンさんのインタビューのなかで、敬愛する作家として言及されてたのをきっかけに読んだ。 80年代中盤か後半?の、知らない時代の東京が眩しい。今とは少し違う種類の景気の良さがある目白や銀座の景色が新鮮だった。 女たちを中心に、だらだら喋って、食べて、仕事や学問(サボりを含めて)をする様が軽妙に語られていて、何があるでも無いけど、少しずつ成長していく様が読んでいて楽しい。途中挟まる挿絵もかわいく、あとがきの少女小説を書いてみたかった、のくだりをみて納得した。 シリーズものみたいなので他のものも読みたい。
  • 2025年7月4日
    まともな家の子供はいない
  • 2025年6月28日
    それでも食べて生きてゆく 東京の台所
    パートナーとの別れ、かつての夢を諦めることなど、何かを失うことがあっても食べて生きていくことが台所から語られる個人史だった。 灯りのついた窓のひとつひとつに生活がある、と夜電車の中で思うような、しみじみした感慨があった。 シリーズものだと読み終わってから知ったので、過去作も読んでみたい。
  • 2025年6月22日
    わるい食べもの
  • 2025年6月21日
    エデンの東(4)
    エデンの東(4)
    移動のおともに3月に1巻を読み始めてから約3ヶ月、とうとう読み終わってしまった。感想がうまく書けないけれども、少し開くだけでも没入するような、自分にとっては凄く惹き込まれる本だった。
  • 2025年6月21日
    ピアノを尋ねて
    ピアノを尋ねて
    才能、チャンス、情など、求めていたものに近づいたと思えば逃していくことを繰り返す様が、ひたひたと寂しくて良かった。
  • 2025年6月9日
    ピアノを尋ねて
    ピアノを尋ねて
読み込み中...