
記憶の本棚
@kioku-no-hondana
2026年3月7日
BUTTER
柚木麻子
読み終わった
どんなに美しくなっても、仕事で地位を手に入れても、仮にこれから結婚をし子供を産み育てても、この社会は女性にそうたやすく、合格点を与えたりはしない。こうしている今も基準は上がり続け、評価はどんどん尖鋭化する。この不毛なジャッジメントから自由になるためには、どんなに怖くて不安でも、誰かから笑われるのではないかと何度も後ろを振り返ってしまっても、自分で自分を認めるしかないのだ。
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それぞれの時代によって求められてきた、理想の女性像。寡黙であり従順であり、家庭の中にあり、ふくよか。次第に時代は移り行き、活発であり自発的であり、自立しており、家庭の外での活躍も求められ、痩身。
アップデートされるというより、追加されるという感じに近い気がする。
女性に依存されたい頼られたいと願いながら、自立した女性を望む。家庭的な女性であることを望みつつも共に外に出て働いて欲しい。健康的な体を求めながら痩身に惹かれる。
自分自身の合格点を外に、他人に、社会に求めてはいけない。自分の中に求める。他人も社会も自分を幸せにはしてくれない。自分自身で幸せを見いだしていくしか、幸せになれる方法はない。この本を読んで、そんな気がした。
あとちょっとお高めのバターをたっぷり焼きたてのトーストに塗って食べたり、自分が食べたいと思うものを丁寧に料理して食べたくなった🧸🧈



