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記憶の本棚
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@kioku-no-hondana
ミステリーを主に読んでいます📔‎⋆ ꙳ₓ あとはクスッと笑えたり、心が軽くなるような物語やエッセイにも出会いたいです𓂃⋆。
  • 2026年4月11日
    僕の神さま
    芦沢央さんの紡ぐ物語、言葉たち、情景、全てが私の心の中を揺さぶる。それは時に感動という感情だったり、触れられると弱い部分にしっかりフォーカスされて「ひどい」「可哀想」「切ない」「やるせない」「悲しい」という感情だっり、胸をくすぐられるようなこそばゆさや、陽だまりような温かさを生みだす。 そしてさらにすごいのは、それらの感情が全て謎解きというミステリの構図の上に成り立っているところ。 ミステリはたくさん読むけれど、途中涙が溢れてきたり、心を揺さぶられ続けたり、読了後に温かいような冷たいような、このなんとも言えない気持ちになるのは芦沢央さんの本だけ。
  • 2026年4月9日
    ゆうずどの結末
    【あなたの身に恐怖が迫る、体験型ホラー】 私にも黒い栞が見えるんです…… 最後のページのお決まりの文言『この物語はフィクションです』に、こんなに心救われたことはないです。 都市伝説、怖い話が好きな方、怖いながらも読む手が止まりません。おすすめです!!
  • 2026年4月8日
    スワン
    スワン
    呉勝浩の9作目。 第73回日本推理作家協会賞 長編および連作短編集部門 受賞作 第41回吉川英治文学新人賞 受賞作 第162回直木三十五賞 候補作 --------------------------- 不思議なものだ。世間にあふれるコメントのなかの、ほんの一部の、もっともくだらない反応ほど、目に残り、記憶に焼きつき、心を削られた。どれだけ無視しようと思っても、駄目だった。やめておけばいいのに、まるで傷口をえぐりにいくように、下劣な言葉を探してしまった。 (p240) --------------------------- 全員が嘘を言っている。証言のどこからどこまでが本当で嘘なのか。誰の何を信じれば良いのか…… ただの犯人探しのミステリーとは一味違った、主人公が善なのか悪なのかもわからず、嘘がさらなる嘘を生み、人は自分の意思とは関係なく善にも悪にもなり得るという恐怖を感じる物語だった。 とにかく面白くて一気読み。 そして犯罪に巻き込まれ残された人に「助かってよかったねぇ」などと間違っても言えなくなるような、生き残った被害者について深く考えずにはいられない一冊だった。
    スワン
  • 2026年4月4日
    こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。
    「あなたは実際にその方々の言葉で傷ついた。それが全てよ。よかれと思ってかけられた言葉かどうかじゃなくて」 「言葉って曖昧よね。摑みどころがないから、なんとなく気に障ったように感じても、するすると通り過ぎてしまうの。それをしっかりと心に留めて考えるようにすることも大切なのかもね」  p111 ------------------------- 「生きる意味って何でしょうね」 「こうやって考えるその時間こそが、生きていることなのかもしれませんね」 誰のためでもなく、何かを見出すのが目的ではなく、ただそのときを見つめること。いまという時に存在し、考えることが生きることなのではないか、とそろりさんなりの考えを教えてくれた。 「存在することに意味を求めるのではなく、意味があるから存在している。ぼくはそう思うんですよね」 p194 ------------------------- 日常の生活の中で、自分に関わる周りの人によってもたらされる、チクっとした感情や、ちょっとした違和感。その場ではなんとなく流しても、ずっと心の中でモヤモヤ。そのうち心の澱となり、気づけば自分ではもう堰き止められないほどのものになっている…… なんてことない、ほんの些細な相手の言動なのだけど、誰しもが日常でチクっとやモヤモヤを感じながら生きている。そこを受け流すことなく、そっと手を当て、優しく棘をぬいてくれるような、そうな物語たちでした。 読み終わった時には、自分にもっと素直に優しくなれる、そんな一冊。
  • 2026年4月2日
    おさまる家 井田千秋 作品集
    本棚にあるだけでいい。 ほっこり可愛いエネルギーが漂う𓂃𓈒‧₊˚ 大切に、ゆっくりゆっくり読んでいる📖
  • 2026年4月1日
    家が好きな人
    家が好きな人
    数年ぶりに漫画をお迎え‎📔 登場する女の子たちそれぞれの、自分のときめきと安らぎに溢れた空間𓂃⋆。が、とんでもなく素敵でした。 可愛い雑貨に、ささやかな今の贅沢をつめこんだご飯に、とびきり好きなことを味わう一人時間🧸⌛️ 手元に置いてちょこちょこ眺めるだけで、ほっこり優しい気持ちになれる、そんな一冊です。
    家が好きな人
  • 2026年3月30日
    ユビキタス
    ユビキタス
    愛するという行為には、その対象を失うときの悲しみも同時に引き受けるという覚悟が要求される。悲しみを絶対に味わいたくないというのなら、最初から人を愛さなければいい。人間に対する執着を一切捨てれば、苦しい思いから解放されるだろうが、人生は味気無いものになってしまう。 ------------------------ 鈴木光司が16年ぶりに発表したホラー長編小説! 恐ろしくざっくりいうと、“地球生命の歴史を、動物の視点ではなく植物の視点から見てみよう!なぜなら、地球生命全重量の99.7%を占めているのは、他ならぬ植物たちだから”という物語。まずこの事実になかなかの恐怖を感じた。 そして、人間が植物を育て、守り、植物という存在を思いのままにしていると思っているが、真実は植物が人間を支配しており、人間を生きるも殺すも植物次第だという着想がなんとも奇想天外で不気味なんだけど、ストーリーを読んでいくうちに、「なんかあながち間違いじゃないんじゃない?植物、こ、怖いぃ」という感情が生まれるのがまた面白怖かった! 我が家に結構観葉植物あるんですけど、この本読んでから植物たちがどうにも怖いんですよね。 でも植物恐怖症になったら、地球生命全重量の99.7%も植物が占めているのに、もうこの恐怖からどこにも逃げれないんじゃないかと絶望する。 あと、物語の鍵となる謎の古文書「ヴォイニッチ・マニュスクリプト」が登場するんだけど、こんな古文書が本当に存在するなんて驚きだった。 イェール大学のバイネキ稀覯本・手稿図書館に所蔵されていて、なんとデジタル化されているから誰でも閲覧できるというので全ページ閲覧したんだけど、これがまたなんとも言えない不気味さがあって。 まだまだ知らない世界があるんだなぁと、最高に面白い作品だった!
    ユビキタス
  • 2026年3月22日
    少女
    少女
    どうしても知りたかった。由紀がダメ人間になってしまったあたしをどう思ってるのか。由紀にとってあたしは何なのか。あたしと由紀はまだ友達なのか。 ------------------------------------ もう少女たちの友情に涙無しには読めなかった。 途中何度も涙するほど、こんなに感動するお話だったとは… でも感動の青春物語で終わらないのがこの小説。 『因果応報』を大きな軸に、そこに貼り巡らさせた伏線が、一つ一つ鮮血のように鮮やかに回収されていく怖さと驚きといったら!少女たちが怖いのか、因果応報という宇宙の摂理が怖いのか、こんな物語を紡ぎ出すことができる作者の才能が怖いのか。 読了後、後味の悪さと薄ら怖さを感じつつも、スカッと晴れ晴れするような気持ちと、すごい物語を読んでしまったという高揚感に浸れる、最高に面白い一冊だった。
  • 2026年3月20日
    舟を編む
    舟を編む
    辞書づくりに取り組み、言葉と本気で向き合うようになって、私は少し変わった気がする。言葉の持つ力。傷つけるためではなく、誰かを守り、だれかに伝え、だれかとつながりあうための力に自覚的になってから、自分の心を探り、周囲のひとの気持ちや考えを注意深く汲み取ろうとするようになった。 岸辺は『大渡海』編纂を通し、言葉という新しい武器を、真実の意味で手に入れようとしているところだった。  (p255) ------------------------------------ 本当に素敵で、心が穏やかに、そして不器用ながらも誠実に生きることへの勇気をもらえるようなお話だった。 日々の生活の中で誰もが経験するような気持ちや悩みを、登場人物たちもそれぞれが抱きつつ、それでも誠実にまじめに、自分の中で言葉や考えを紡ぎながら相手に正確に伝えられるように努力していく姿に、学ぶことも多かった。 今度書店でいろいろな辞書を手に取って読み比べて、お気に入りの辞書を探してみたいとも思った。 不器用な生き方しかできないと悩んでいる人に、そのままのあなたでも大丈夫だよ、とそっと送りたい一冊。
  • 2026年3月16日
    出版禁止
    出版禁止
    一回読んだだけではことの真相が掴めず、考察サイトを見たりしてようやく把握。 言葉のあやというか、表現の妙というか、兎に角ちょっとしたニュアンスの違いや違和感をしっかり捉えていないと、読み終わっても真相に気付けない。 そしてその真相には、事件を何倍も怖くする真実が隠されている。 読了後にそういう仕掛けに気付いてもう一度読み返し、その巧みさに唸るという時間がまた最高に楽しかった!!
  • 2026年3月12日
    5A73
    5A73
    【幽霊文字】JIS漢字(日本工業規格)に含まれているものの、典拠や実用例が確認できない、本来は存在しないはずの謎の漢字 そんな幽霊文字『暃』をめぐるホラーミステリー。 存在するのに読みもなく意味もなく使われもしない漢字。小説を読み進めるうちに、その存在自体がだんだん怖くなってくる。 次から次へと連鎖していく死の謎と恐怖、 読みも意味もわからない漢字の謎と恐怖。 それらの謎が徐々に解かれ始め、ある共通点と条件がわかりだすところが面白かった!!
  • 2026年3月9日
    告白
    告白
    自分が下村級に馬鹿ならば、「ブラボー!」とでも叫びながら、踊り出していたかもしれない。(p267) ------------------------------------ すごい小説を読んでしまった…という気持ちだった。 みなそれぞれに大切に想う人がいて、その人の幸せを守りたい、そのためなら自分を犠牲にしても良いと心から思っているのに、結果的には自分の手で傷つけ自分自身も破滅していく。 親が子を想う「愛」、子が親を想う「愛」が様々な形で描かれていて、それが時に「愛」を超えて狂気になったり、「愛」が復讐へ変わったり…。 ほんの数ヶ月のうちに、二転三転と変わっていく登場人物たちの運命に目が離せなくて一気読みだった。章ごとに主人公が変わる独白形式なのも面白かった。他の湊かなえ作品ももっと読みたい!!
  • 2026年3月7日
    BUTTER
    BUTTER
    どんなに美しくなっても、仕事で地位を手に入れても、仮にこれから結婚をし子供を産み育てても、この社会は女性にそうたやすく、合格点を与えたりはしない。こうしている今も基準は上がり続け、評価はどんどん尖鋭化する。この不毛なジャッジメントから自由になるためには、どんなに怖くて不安でも、誰かから笑われるのではないかと何度も後ろを振り返ってしまっても、自分で自分を認めるしかないのだ。 ------------------------------------ それぞれの時代によって求められてきた、理想の女性像。寡黙であり従順であり、家庭の中にあり、ふくよか。次第に時代は移り行き、活発であり自発的であり、自立しており、家庭の外での活躍も求められ、痩身。 アップデートされるというより、追加されるという感じに近い気がする。 女性に依存されたい頼られたいと願いながら、自立した女性を望む。家庭的な女性であることを望みつつも共に外に出て働いて欲しい。健康的な体を求めながら痩身に惹かれる。 自分自身の合格点を外に、他人に、社会に求めてはいけない。自分の中に求める。他人も社会も自分を幸せにはしてくれない。自分自身で幸せを見いだしていくしか、幸せになれる方法はない。この本を読んで、そんな気がした。 あとちょっとお高めのバターをたっぷり焼きたてのトーストに塗って食べたり、自分が食べたいと思うものを丁寧に料理して食べたくなった🧸🧈
  • 2026年2月26日
    兇人邸の殺人
    兇人邸の殺人
    それでも。あなたの役に立てる力がないのなら、せめて同じ痛みが欲しい。 p241 一人で抱えて、遠慮して、勝手に諦めて、そんなの思いやりでもなんでもない。失敗や不幸を分かち合ってくれた方が、何倍も幸せだった。 二人とも、まだ生きてるじゃない。弱音を吐けるのも、不満をぶつけられるのも、甘えられるのも最高のことなのよ!  p422 ------------------------------------ 『屍人荘の殺人』シリーズ第3弾。 1作目の設定も衝撃的な面白さだったけど、今回の“謎の巨人vs脱出の手段はあるのにメンバーが各々闇深すぎて留まることを選ばざるを得ないクローズドサークル”という異色の設定が、これまたはちゃめちゃに面白かった!! そして巨人との恐怖の闘いを終えた最後の最後、謎が全て解かれた後にこんなに胸を締め付けるような切なさ、やるせなさを味わうことになろうとは。 大切な人や環境を守るために、何かを犠牲にしなければならなくなったら。善のために悪をしなければいけなくなったら…そんなことも考えさせられました。 激推しの一冊です!!
  • 2026年2月22日
    魔眼の匣の殺人
    予言×クローズドサークル 死の予言がもたらす恐怖、予言の真偽、少人数の中で殺人未遂や殺人が起きたことによる緊迫感… 前回に引き続き、特殊な設定でのクローズドサークルの謎解きがとっても面白かった。
  • 2026年2月7日
    アナヅラさま
    アナヅラさま
    第24回『このミステリーがすごい!』大賞 【文庫グランプリ受賞作】 ------------------------------ 人間も車も、死体も凶器も、なんでも飲み込み、無かったことにしてくれるブラックホールのような大穴を所有することになったら… 大穴はやがて、持ち主の理性すらも無きものにしてゆく… 都市伝説×ミステリーで物語は進んでいき、途中からしっかりとミステリーの仕掛けがあり、最後その仕掛けに気付いた時には「やられた〜!!」とどんでん返しの面白さ、痛快さを味わえる作品でした。 ずっとスピードある展開が続き、“早く真相が知りたい!”と、最後まで楽しく一気読みでした。 人間の持つ心の闇やトラウマが引き起こす、復讐とは、正義とは、といったことを考えずにはいられない深いテーマもあり、最後の終わり方もまたいろいろと想像を掻き立てられる終わり方で、味わい深かった。
  • 2026年2月3日
    満願
    満願
    『夜警』『死人宿』『柘榴』『万灯』『関守』『満願』の全六篇。 史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。 --------------------------- “なぜそれは起こったのか”という疑問に対して、話の最後に導き出される答えがまぁ、不穏で戦慄しちゃう短篇たちで、どのお話でも最後は「待って、そういうことなの!?そんな……。(衝撃につき絶句)」となってしまった、最高に面白い作品たちだった。 『夜警』『万灯』『関守』が特に好み。 そして米澤さんの紡ぐ言葉、表現の美しさがまた素晴らしかった。 --------------------------- 非のない娘たちをあれほど怯えさせたことは、何年経っても忘れられない。いまでも胸が締めつけられるようだ。 ただ、こうした思い出のひとつひとつに必ず教訓がある。 私は娘たちと共に育った、ということだ。(『柘榴』より) 日本は秋深く、街路沿いに植えられたイチョウが輝くように色づいている。空にはうろこ雲がたなびき、窓を開ければ涼やかな風が吹き込んでくる。懐かしかった。(『万灯』より) これほど多くの願いが叶っているのだ。私にも道がないはずはない。思えば没論理な開き直りだが、陰々滅々と手元だけを見つめる日々にふっと薫風が吹き込んで、悪い夢が払われたような心持ちがした。(『満願』より)
  • 2026年2月1日
    屍人荘の殺人
    屍人荘の殺人
    こんな設定のクローズドサークル読んだことない!! ぶっ飛んだ設定なのに、あながち絶対に起こらないとも断言できない展開で、だけどトリックや殺人の動機は全然ぶっ飛んでいないどころか、緻密に計算されていたり、至るところに伏線も張られていて、最後の謎解きで鮮やかに回収されるのが最高に面白かった。 ミステリ好き、クローズドサークル好きの方々に、超絶おすすめします!!
  • 2026年1月29日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    ぼくは“ただひとり生き残った宇宙探検家“から“変てこなあたらしいルームメイトといっしょのやつ”になった。 ------------------------ バディものの展開にとてもわくわくした。 科学的な説明や理論が相変わらずちんぷんかんぷんで不本意ながら科学パートはほぼ流し読みでしたが、主人公が希望と絶望のあいだを幾度となくいったりきたりするストーリー展開と、ピンチを笑い飛ばすユーモアにあふれた主人公のキャラクターに救われた。そして何より友好的で賢く紳士で素直なバディのキャラクターがまた最高だった。 「しあわせ!しあわせ、しあわせ、しあわせ!」とバディがキーキー声で答える。(キーキー声の意味も、終盤にもなるともうわかってくるから面白い) 最後の章にグッときた。 3月公開の映画も絶対観たい!!
  • 2026年1月26日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    人類は何千年ものあいだ夜空の星を見上げて、あそこにはなにがあるのだろうと考えてきた。きみたちは星を見ることはなかったのに、それでも宇宙旅行に乗り出した。ほんとうに驚くべき存在だな、きみたちは。科学の天才だ。 ------------------------ 私に科学の知識と興味があったら、もっと面白くもっとわくわくしながら読めたんだろうなぁ…と思った。 科学に関する描写や説明、ちんぷんかんぷん。笑 それでもこの先の展開は気になるし、なぜ主人公がクルーになったのかも気になるし、心の支えになりつつある相棒との今後も気になるし、人類の行く末も気になる!!
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