
記憶の本棚
@kioku-no-hondana
今年に入って読書の楽しさを思い出しました📔⋆ ꙳ₓ
ホラー、ミステリーをたくさん読みたいです ̖́-
あとはクスッと笑えたり、心が軽くなるようなエッセイにも出会いたいです𓂃⋆。
- 2025年10月10日世界カフェ紀行中央公論新社読んでる--------- 外気の冷たさで曇ったガラス窓を通して、淡い室内灯でほのかに浮かびあがるカフェの内部……。 そしてシナモン入りのココアで一日の疲れと憂さを忘れる冬の夕刻……。 (アンカラの冬景色より) --------- 子どもの頃、漠然と描いていた大人の世界。 憧れと、切なさを感じる、キラキラした世界。 大人になった今、なんだか先述した文章を読んでいて、あぁそんな世界を描いてはわくわくしていたなぁとふと思い出したのだか、まだその世界に遭遇したことはない。
- 2025年10月4日
- 2025年10月1日読み終わったどうして気づかずに、度々感じる違和感に向き合うことなく、物語を読み進めてしまったんだろう。 最後まで読んで真実を知って、もう一度最初から再読すると、真実をそのまま描写しているのに、どうして自分の解釈で物事を違く捉えてしまうんだと唖然とする。 ただ単に作者のミスリードへの誘導が巧妙と言ってしまえばそれまでだが、人間が物事を受け取り理解する行為はいかに自分本意なのかということを思い知らされた気がした。 とにかく『衝撃のラスト25ページ!』とか『巧妙に隠された衝撃の真実』とか読む前からどんでん返しがあることを知っているのに、まざまざと引っかかりました。 最初に読んだ時に所々で感じた違和感は、真実を知った後再読すると、全然違和感なく読めて、「あぁ、それでこんな言い方したのか」とか「それを隠す本当の理由は、…他ならない無償の愛なんだな」とか、なんかその愛に感動すらしちゃって、気付けば泣きながらラスト25ページを読んでました。 タイトルと表紙的にホラーかと思ってたんですが、違います。壮大な愛の物語でした。とっても面白かった!芦沢さんの他の作品も読みたくなった!
- 2025年9月28日十戒夕木春央読み終わった過去作『方舟』を読んで面白いと感じた人は、絶対絶対読んでもらいたい。 “夕木春央の作風が好きだから、この作品も面白く感じるはず”という安直な理由で言っているのではない。とにかくこの作品も最後まで読んで!驚きの波が何回も押し寄せるから!!
- 2025年9月26日
- 2025年9月23日方舟夕木春央読み終わったサクサクと読める文体に、ハラハラな展開で一気読みでした。特に犯人がわかってからの展開が物凄かった。 誰が犯人か推理しながら読みましたが、まぁ外れましたね。 最後までわからなかった。 そして読み終わった私の上にも、しっかりと大岩が落ちたのでした。 「クローズドサークル」×「カルネアデスの舟板」の巧妙な融合。 こんな展開、結末は初めての読書体験でした。
- 2025年9月16日
- 2025年9月3日読み終わった単行本を最初に読んでから、この文庫本を読みました。 だから単行本よりすんなりと内容が理解できた。(単行本は読み終わってもなお「どういうことだったの?」みたいな箇所があった) 文庫本では怪異のエピソードのあと、著者たちの考察が入って、よりわかりやすい構成になってた。 単行本にはあったのに削られたエピソードもあって、そのエピソードを知っているともっと怖さに深みがでるので、単行本も読んでいるとより面白いです。 逆に文庫本にはないが単行本に追加されたエピソードもあり、このエピソードがあるおかげで、怖さだけでなく、切なさや悲しみが一気に加わる。 ただの理不尽で無機質な霊の恐怖話ではなく、もともとは心通う人間であったが故の怖さと切なさを伝えようとしているのかな、と感じた。 最後のページの終わり方にも感服でした。そこに男の子を重ねみることができる、そう、まるでその子がそこに存在するかのように。 【結末を知ってなお、不気味で怖い印象の単行本。 恐怖に巻き込まれる感じ。】 【結末を知って、登場人物それぞれが抱える切なさを感じる文庫本。 切なさ、やるせなさに巻き込まれる感じ。】
- 2025年9月1日
- 2025年8月27日読み終わった頭にきのこが寄生したり(2回目よりデカくなってるの好き)、 モモンガにかじられたのにそのモモンガと夜の採取にでかけたり(ハチワレの誰にでも分け隔てなく優しくできるところ尊敬する)、 たこぎ着て出掛けたり(アドリブでイカきてくるヤハちゃんさすがすぎる‧₊˚)、 やることリスト作ったり(途中からハチワレちゃんの“とりあえずやったらシール貼れるぞ”リストになっちゃってるの好き)、 シーサーちゃん看病したり(スーパーアルバイターの制度がなくなっても、最後のその日まで「郎」で働きたいというシーサーちゃんのシーン感動した)、 「拾魔」の謎を解いたり(メデューサを退治したペルセウス並みの活躍をしたちいかわちゃん、涙の数だけ強くなってる‼︎)、 とかく今回も草むしり検定の勉強なんてする暇なしな、ハプニング続出のハードな日常でした。笑
- 2025年8月26日オリジン 下ダン・ブラウン,越前敏弥読み終わった人類が長い間繰り返してきた対立、 「宗教vs科学」、「神vs進化論」がテーマ。 展開が面白すぎて、一日で一気読みでした。 *生命の起源に関する有力な仮説の一つで、太古の地球の海(原始海洋)が、有機分子で満たされた原始スープのような状態であり、そこから生命が誕生したとする、ユーリー・ミラーの「原始スープ説」 *秩序あるものは、秩序がなくなる方向にしか動かないという「エントロピー増大の法則」 *人間と技術が融合し、新しい生命となる「テクニウム」 など、科学や物理の面白い話がたくさんだった。 また、AIが自己改善を繰り返し、人間の知能を超える転換点に到達する「シンギュラリティ」や、AIが与えられた目的のために“サブ目的”として人に危害を加える可能性があるのではないかというシナリオが、近い将来現実に起こり得るかもしれないと思うとかなり怖かった。 これまでの歴史の中で、宗教が科学の発展を阻止してきたわけだが、今日においての倫理観を壊しかねないほどの凄まじい科学の発展の中で、倫理観や道徳心を維持してくれているのもまた宗教なんだと、宗教と科学の関係について考えさせられた。
- 2025年8月24日オリジン 中ダン・ブラウン,越前敏弥読み終わった『どんなものも新たに生み出すことはできない、 それはもとから自然に記されているのだから。 独創性(オリジナリティ)は起源(オリジン)への 回帰によって成り立つ。』 ──アントニ・ガウディ バルセロナのグエル公園に、サグラダ・ファミリアに、ガウディの作品にとってもとっても興味が沸いた。スペインに行ってみたくてしょうがない。 あと「LIAR GAME」のサントラを聴きながら読むとハラハラドキドキ倍増で読めます。
- 2025年8月17日オリジン 上ダン・ブラウン,越前敏弥読み終わった「ラングドンシリーズ」は『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』『ロスト・シンボル』『インフェルノ』に続き、本作『オリジン』が5作目となる。 大好きなシリーズなので、大切に味わいながらちまちま読む! 以下は読み進めるにあたって気になって調べたこと。知らないことがたくさんだぁ𓂃𓈒𓐍︎ シナゴーグ:日本人にはあまりなじみがないシナゴーグ(ユダヤ教の教会)ですが、ヨーロッパの街には地元のユダヤ人たちの祈りの場であるシナゴーグがたくさんあります。 中でもハンガリーの首都ブダペストにはヨーロッパ最大で、世界でも3番目の規模を誇る巨大かつ豪華な内装のシナゴーグがあり、観光客でも見学することが可能です。 中央祭壇のカーテンの向こうには聖典「トーラー(旧約聖書の最初の五書)」の巻物が収められています。ここにはナチスの攻撃によって破壊されたシナゴーグから集められたトーラーも一緒に収められています。 堂内のいたるところにユダヤ教のシンボルであるダヴィデの星が見られます。説教壇の天蓋やステンドグラス。そしてシャンデリアを真下から見ると、そこにもダヴィデの星が。 イヴ・クライン:「青」の神秘的なエネルギーに惹かれ、「インターナショナル・クライン・ブルー(IKB)」と呼ばれる青色を自ら作り出したことでも有名です。フランスのニースに生まれたクラインは、少年時代に見ていた地中海や空の紺碧から影響を受けたと言われています。さらに18歳で薔薇十字団に入って神秘思想を得たことで、色の持つ神秘的な力に惹かれていきました。 ジーザスフィッシュ:キリスト教信者を表現するもの。アメリカでは、結構頻繁に目にする。 イクトゥスと呼ばれる初期のキリスト教の隠れシンボルだったとも言われる。 ダーウィンフィッシュ:反キリスト教派のシンボル。ジーザスフィッシュのお魚に足をはやし、進化論を支持するのがDarwinフィッシュ(ダーウィンフィッシュ)。 サイエントロジー:アメリカの作家L・ロン・ハバードが考案した一連の信条と実践、および関連する運動である。カルト・ビジネス・新宗教運動など、さまざまな定義がある。最新の国勢調査によると、アメリカには約2万5,000人、イギリスには約2,300人、カナダとオーストラリアにはそれぞれ約1,700人の信奉者がいる。 エリュシオンの野:ギリシャ神話に登場する楽園であり、神々に愛された英雄たちの魂が暮らすとされる場所。別名、「楽園の島」や「幸福(者)の島」とも呼ばれる。
- 2025年4月29日
- 2025年4月28日ハサミ男殊能将之読み終わったミステリー小説好きがこぞってお薦めする小説『ハサミ男』。ついに読了しました📔 ̖́- 最初から最後までテンポ良く物語が進んでいって、展開も面白く、一気に読めます。 が、佳境に差し掛かった402ページから「ん?何?どういうこと⁇」になって、とりあえず最後まで読んでみて「ほう。…つまりそういうこと!?え?どういうこと⁇」になって、最初からもう一度読み直しました。笑 読み手の先入観によって引き起こされるミスリードなど、叙述トリックや仕掛けがたくさんです。 読み返してみれば、「この表現やこの行動は、そうか、そうだよねぇ」という箇所がたくさんありました。思い込みって真実を遠ざけますね。 事件は一見解決されたかのようで、実は今のところは完全犯罪だったり。 そして最後の終わり方も、新たなターゲットを見つけてしまったのか⁉︎事件はまだ続くのか⁉︎という怖さを残す感じも面白かった。
- 2025年4月14日
- 2025年3月30日罪人の選択貴志祐介読み終わった*夜の記憶 (SF) *呪文 (SF) *罪人の選択 (ミステリ) *赤い雨 (ミステリ的な手法を駆使したSF) 貴志祐介さんの描くSFは、絵空事では終わらない『下手したらこれ現実に起こるかもしれない…』という恐怖も含んでいて好き。 「夜の記憶」と「罪人の選択」は、二つの話が交互に語られる構成で作られており、読み進めるごとにずるずると物語に引き込まれていく感じがたまらない。そして二つの世界の繋がりが明らかになった時の物語の壮大さは圧巻の一言。 本当にすごい作家さんです。
- 2025年3月28日
- 2025年3月17日プロジェクト・インソムニア結城真一郎読み終わった読み終えて反芻してみれば、『あんなにヒントが散りばめられていたのに〜』という思い。 犯人がわかりそうでわからないままハラハラドキドキとストーリーは進み、犯人とそのバックストーリーを知った時には思わず泣けるという、感情のジェットコースターだった。 最初のよくみる夢は、まさかあの子が見ていた夢だったとは…読み終えてから、もう一度最初から読み返したくなる一冊。
- 2025年3月15日
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