
shuhei_shuhei
@shuhei_shuhei
2026年3月8日
くもをさがす
西加奈子
読み終わった
自分の弱さを認める、そしてみんなで助け合う
西さんの小説でも描かれているテーマだと思った
◯ 人は1人では生きてゆけない。改めて強く感じる。それは当たり前のことのはずなのに、やはり私はどこかで、1人でも生きて行ける、そう驕っていたのではないだろうか。少なくとも、東京ではそうだった。
◯ 私は弱い。私は、弱い。日々そうやって自覚することで、自分の輪郭がシンプルになった。心細かったが、同時に清々しかった。
◯ こんなに弱っている自分の体を、内側から見つめることが出来るのは、私だけなのだ。
わたしのさびしさはわたしのものよ
◯ いつだって私たちはいい人でいることも、向上することも、最善を尽くすこともできるけれど、自分を愛することも他者に愛されることもできないうちに、どうして完璧になれるだろう。
◯ 光に集中することは、暗闇をなきものとすることではないと、私は思う。暗闇があるから光がある、というのは、言うのも憚られるほどありきたりなクリシェだが、否定しようがないほど、それはもう、当然のことなのだ。私たちが幸せを祝福するのと同時に、それを失うことを恐れる生物である限り、光と闇は、常に共にある。
