
みみみ
@kmkdnrd
2026年3月8日
わざわざ書くほどのことだ
長瀬ほのか
読み終わった
話題のエッセイ。noteで読んだことあったから自然な流れで読むことにした。
エッセイてわざわざ読むほどのものか?とか少し思っていたんだけど、わざわざ読むほどのものだ。エッセイで他者の生の考えに触れ、かつて自分が抱いた感情を思い出したり、ああそんな考え方があるのかと知ることができたりするんだな。わたしはいつか猫と暮らしたいと思っているけど、それは関根の話であったようなことを覚悟する確固たる覚悟が必要なんだと、これまで漠然としたイメージでしかなかったものがそれこそ生の感情として活字で伝えられたのも得たもののひとつだ。
「夫を介して一億年前と繋がったのだ」という一文がとてもすきだった。そういう歴史的なこと言われると興奮しちゃうんだよなってのもあるけど、ああこの著者は夫さんのことをとてもとても愛しているのだなあと思ったんだよな。そして続く「たとえドラちゃんと会える権利を失うことに繋がるとしても、タイムマシンの権利を夫に譲る」で他人に対してそう思えるのって幸せなことだな、と感じたのであった。わたしにはそんな相手いないかもしれない。いやいや甥は可愛いから甥のためならエンヤコラ、か。
でもなんかしんみりしちゃったな。祖父母との別れとか遊んでもらった記憶とか、これからあるであろう家族との別れとか考えてしまった。もう会えないじいちゃんばあちゃんのことを考えて少し泣いた。そしてわたしにないものがたくさんあって、ああいいなわたしには一生手に入らないものだな、と思うなどした。羨むだけで自分レベルのことしかしない・できないからダメなんだよな。わかってはいるんだよ。こうしてわたしは妬み嫉み無力感を抱きながら死んでいくのか。
カフネ読んだあとも思ったけど、わたしは仲の良い家族の話との相性が悪い。面白くて一気によんでも、ダメージがある。我が家もぱっと見は仲の良い家族なんだけどな。

