
紫嶋
@09sjm
2026年3月8日
ドミトリーともきんす
高野文子
読み終わった
借りてきた
日本の名高い物理学者や植物学者らがもし学生として一つ屋根の下で下宿生活をしていたら?という架空の設定のもと、彼らの科学的な物の見方、遺した言葉などを親しみやすく紹介してくれる漫画作品。
リズミカルなコマ割りと大胆な構図、一方でシンプルな線で描かれた絵柄は、他にない不思議な読み心地の漫画だった。
寮母の女性とその幼い娘と科学者らの対話という構成であることで、普段は難しい科学の話に身構えがちな読者であっても、日常の会話の延長線のような感覚で受け止めることができる。それは不思議と、科学というよりも哲学めいたやりとりにも感じた。
各話の最後では、それぞれ土台となった彼らの著書が紹介されている。私もいくつか、読んでみたいと思える本と出会えた。そうした橋渡し、導入として老若男女楽しめる一冊だと思う。
