
ほんのうに
@bk_urchin
2026年3月8日
ふがいない僕は空を見た
窪美澄
読み終わった
男子高校生と主婦の情事の話を主軸にした連作短編集。
最初の数ページから匂い立つほどの濃密な性描写で読み切れるかなと思ったが、描かれているのは人間の生と愛の話だった。
「2035年のオーガズム」が好きだった。松永強い。どんなに傷ついてぐちゃぐちゃになって空っぽになっても(空っぽになったからこそ)、内から沸き上がるものがあって人間は生きていける、という強い信念が感じられた。
---
「2035年にあたしはいくつになるんだろう。頭の悪いあたしはすぐに計算できなかった。だけど、その年に地球が滅亡しようと、あたしは意地汚く絶対に生き残ってやると思った。」


