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ほんのうに
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@bk_urchin
  • 2025年11月24日
    そして誰もゆとらなくなった
    ゆとり三部作の三冊目。 三冊目にもなってくると、も〜〜リョウってそういうとこあるよね〜、と友達感覚で読んでしまう。電車の中でニヤニヤしながら読むのも慣れた。 生きていると、自分ってなんでいつもこうなんだろう、と悲観的な気分になることがあるけれど、きっとどんな人もそういう気持ちになりながら人生を送ってるんだな、と。銀座やアメリカの話を読んでそう思えた。
  • 2025年11月20日
    風と共にゆとりぬ (文春文庫)
    エッセイ読むのは2冊目。相変わらずキレッキレの文体。ニヤニヤしてしまう。 朝井リョウさんと共通点がいくつかあることを自分の誇りに思っているけれど、マシュー南が好きなこと、痔の治療歴があること、という追加の共通点が見つかってうれしい。
  • 2025年11月18日
    らんま1/2公式ファンブック 大歓喜
    らんま1/2公式ファンブック 大歓喜
    とりあえず、漫画家の方たちの寄稿部分を読んだ。 原作のコマをその人の絵柄で再現しているものがちらほらあって眼福〜 キャラの中ではシャンプー人気が高く、うっちゃんはあまりいなかった…うっちゃんかわいいのに!
  • 2025年11月16日
    青い壺 (文春文庫)
    青い壺が、作られてから十年間様々な人の手に渡り、そこで起こる人間模様を描いている連作短編集。 昭和特有の(?)歯に衣着せぬ物言いが、読んでいて気持ちがいい。(ストレートに伝えているけど、相手がそれを受け入れるかはまた別なので、遺恨が残らないような) 印象に残ったのは… 第七話 戦時下の食糧難の中、裕福な家庭の夫婦が想像の中でフルコースを食べる。戦時下の統制で渇いていた体に贅沢が油のように染み渡ることで、心が晴れていく様子が描かれている。 第十話 とにかく姦しい老婦たちの同窓会旅行。"行く前は不安だけど、行ってみたら(文句はあっても)楽しい"は時代問わず万人共通なんだな。 第十二話 病院の清掃婦が、患者の見舞い花から枯れそうなバラをもらい、乾燥させて、バラの花の枕を作る。狭い寝室の中の枕の甘い香りが伝わってくるような描写が印象的。 生活、仕事、文化、人間がどの話の中にも詰まっていて、読み応えのある小説だった。
  • 2025年11月15日
  • 2025年11月12日
    生殖記
    生殖記
    一気読みした。 共同体にバレてはいけないという本能的恐怖も、匂いが漏れないように慎重に自分を表現するうちに何が自分の本音なのか分からなくなる感覚も、初めて同じ種類の人に会ったときに、目の前の世界が開けて自分の発する言葉と内面が一致する感覚も、全部が高い解像度で記されていた。 会社という共同体に対して出稼ぎ感覚なのは尚成と同じで、うまくやって給料がもらい続けられればそれでいいと思っている。そして、出稼ぎ感覚の自分よりパフォーマンスが劣る人に対する苛立ちも正直あって、これが何なのか今まで分からなかったけど、共同体を縮小させる存在に対する本能的嫌悪感だとすると納得できる。それって出稼ぎといいながらも結局共同体の一員として役割に飲み込まれているということだ。人間すぎる〜! 尚成と颯が異なるように、カテゴライズで括れることなんて実はないのだと思う。最近出会った友達はすごく似てるけど明確に違う部分もあって、それがとてもおもしろい。他者(それも一つの共同体なんだろうか)に本音を話せると、自分の輪郭が見えてくるような感覚がある。それは自分の"しっくり"を見つけることに繋がるし、ひいては幸福感にも繋がる気がする。 マッチポンプに夢中になる尚成に恐怖を感じつつ、きみがマッチポンプしている間に、おれはおれの方法で、おれが大事にしたい共同体の中で幸せになってやるからね!って、宣言したくなるような不思議な読後感だった。
  • 2025年11月10日
    時をかけるゆとり (文春文庫)
    本を読んで声を出して笑ったのは久しぶり。朝井リョウはやっぱりすごい。直木賞受賞エッセイのグッと世界に引き込まれるような空気感も、その後の痔の話のテンションで持ってく感じも、どちらも好きな文章。 面白おかしく自虐的に書いているけれども、日常も非日常も含めて輝く青春のエピソードが多く、少し寂しくもなった。俺も、中学生のとき、バッテン脱ぎかっこいいしセクシーだと思ってやっていたよ…!でも、その可笑しさを共有できるような友達が当時いたら、何倍も楽しかっただろうなあ、なんてセンチなことを考えたりもした。
  • 2025年11月6日
    エクソフォニー
    エクソフォニー
  • 2025年11月4日
    利他・ケア・傷の倫理学
    「おい、部屋を掃除しろ」というブログ記事(https://syu-m-5151.hatenablog.com/entry/2025/11/03/020316)の最後でアフィリエイトされていた。気になる
  • 2025年11月3日
    事実はなぜ人の意見を変えられないのか
    事実はなぜ人の意見を変えられないのか
    仕事のために読んだが、日常生活にも活かせそう。 結局は脳が人間の行動を司っているので、脳の機能・特性を理解しようね、という話。事例や実験が豊富で読みやすい。 印象に残ったのは以下。 ・単に相手の論を否定するのではなく、相手と自分の共通の目的を見つけて、それを絡めて意見を伝える(例:ワクチン否定派には、ワクチンの危険性を科学的に否定するのではなく、子どもを守る=病気を防ぐためにはワクチン接種した方がよい、と伝える) ・迂闊に相手の意見を否定する論をぶつけると、相手は元々想定していなかった反論ポイントを思いついてしまう(ブーメラン効果) ・何かをしてほしいときはポジティブな情報、何かをしてほしくないときはネガティブな情報を提供する。(苦痛からは目を背ける習性があるのでネガティブ情報は行動抑止につながる) ・人間は選択を好む。「自分に委託させる」のであっても、それを相手が決めれば相手が選択したことになり納得度が高まる
  • 2025年10月29日
    無能の人
    無能の人
    R座読書館に初めて伺い、この雰囲気に合うものを読みたいと思い、置かれている本の中から選んだ。初めてのつげ義春。 厭世的で達観しているようでいて生々しく湿度のある描写が続き、独特の読み味だった。もっともっとを望んで苦しくなるならいっそ世捨て人のように達観したいと思うことはあるけれど、そうなるとこうなるんだよな、と。あと、家族っていいなと思った。社会とのかすがい。
  • 2025年10月29日
    買い物の科学
    買い物の科学
    消費者心理学にまつわる様々な研究や論文を用いて解説している。 過去に行動経済学の書籍で読んだことがある内容もあるが、始めて見る研究やビジネス事例、この真理にはこういう名前がついていたのか!というものもあり勉強になった。取っておいて辞書的に使えるとよいのかも。
  • 2025年10月28日
    再生のウズメ(1)
    ダヴィンチの記事で気になって3巻まで一気読み。 こういう、傷つきながらも前に進んでいく温かくて強い話が好き。
  • 2025年10月26日
    本なら売るほど 2
    2巻まで一気読み。 山の上ホテルをモデルにした話がよい。本で読んだ場所に行って実際を感じる、ということをしてみたい。
  • 2025年10月26日
    本なら売るほど 1
    書店で気になっていたら、母が買っていたので借りた。 最初の遺品買取の話が印象に残った。古本屋も仕入れがある以上必ず廃棄があるわけだが、そこに思いを至らせたことがこれまでなかった。ブックオフしか行かない日々だったが、久々に個人経営の古本屋に行きたいと思った。
  • 2025年10月17日
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    これはロイヤルホストで読みたい!と思って、神田神保町店へ。作中でもこのお店が出てきて嬉しかった。 「いつでもトンカツを食べられるくらいがちょうどいい」をロイヤルホストに例えている方が2人いて、ああたしかに、と思った。ロイホはいつも幸せな気持ちになれるから好きだけど、それは単においしいからだけではなくて、幸せになれる場所を自分自身が知っていて、それを自分に与えられている、というそのシチュエーションも込みで幸せなのかもしれない。 そして、自分はロイホでいつも同じメニューばかり頼んでいることに気がついた。だいたいがアンガスサーロインステーキか、クラブハウスサンド、デザートは季節のパフェ。今度、食べたことないもの縛りでメニューを組んでみよう。
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
  • 2025年10月5日
    新・仕事のお守り
    様々な人の言葉を引用しながら、仕事(イコール「生活」であり、「自分の世界」とも言える)のお守りになる考えを授けてくれるような本。冒頭、益田ミリさんの「本を読むということは、自分の世界に「手すり」をつけている」という言葉だけでも読んでよかった。 気になる言葉をメモしながら読んだが、章ごとの濃淡が明確で、1章不安一掃、2章身体健全、5章上達極意、6章文学一番が多かった。総じて、自身を理解し、そのまま肯定し、わずかでも前に進むことに興味があるのだと感じる。 ・仕事を通して自分の輪郭を知る ・さびしい、やらないを肯定する ・合わないものとの対立にエネルギーを使わず笑顔で長期的に進む を意識していこう。
  • 2025年9月28日
    休むヒント。
    休むヒント。
    「休むヒント」をテーマに様々な方が寄稿した本。存じ上げない方が多かったが個性があって面白い。テーマから逃げずに真正面から向き合っている方の内容に刺激を受けた。 に関する印象に残ったのは以下の方たち。※正確な引用ではない くどうれいんさん:休ませてくれる人のところへ脱走する 古賀及子さん:自分の時間がなくてもいいと力を抜く 高橋久美子さん:頭と身体を解放して流れを良くする、自分にはコントロールできないことに従って地球の一生物として活動する 宮内悠介さん:休むことが難しいのは、休みという言葉の種類や定義が多岐にわたるから。まずストレスや休みの解像度を上げ、客観的な自己診断をもって、適切に、自分をケアしなければならない これらを踏まえて、2025年9月時点、自分にとっての休むを考えてみると… 「価値のあることをしないと、という考えを切り離す。価値を思い出さないように、自分の価値軸とは距離がある人たちと関わる」だろうか。
  • 2025年9月17日
    介護未満の父に起きたこと
    親の人生は親のもの。打率10割はあり得ないことを理解して、ビジネスライクに実行、それでも七転八倒することを振り回されるしかない、という前例をつぶさに記してくれてありがたい。 そして、スーさんの文章はやはり読ませる。この軽妙な文体がロジックとエモーションを兼ね備えたスーさん自身をそのまま表しているように感じられる。
  • 2025年9月15日
    部下をもったらいちばん最初に読む本
    (この本に書いてある熱量では実行できないが…) ・メンバー一人ひとりの目的と行動を合致するサポートをすること、それを通じて組織パフォーマンスを上げること ・重要度×緊急度マトリクスの第2象限について考える「プライムタイム」 ・メンバーの第2象限を聞く。手助けする これらはやっていきたい。末尾の"内省は自己否定ではなく、自分が改善すれば状況はより良くなるという期待"という旨のメッセージが印象に残った。隙あらば内省に入る自分が覚えておきたい言葉
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