トラ "イン・ザ・メガチャーチ" 2026年3月9日

トラ
トラ
@Toreads1234
2026年3月9日
イン・ザ・メガチャーチ
個人の嗜好として、わかりきった(外側から見れば)破滅に向かっていく描写には、精神的なダメージを受ける。その意味で本作は食らいっぱなし。 一応「推し活」とするが、それにハマっているが道を見失う隅川(30代女性)、今の暮らしに生きづらさを感じている澄香(19歳?女性)、ハマる仕掛け側の久保田(40代男性)の3人それぞれの生き方。 視野を広く持って、自分を客観視して生きることが賢いとされている気がするけど、没入することでしか得られない幸福感があるのも事実。もちろん何か(生活や人間関係)を壊してまで手に入れたいものがあるのかという問いかけは大切だが、人生は大いなる暇つぶしであると考えると推し活は、プラスにもなり得る。 メディアの「推し活」推しみたいな風潮に疑問があったが、救われている人がいるのも事実なんだろうと思わせてくれる。ただ、やはりこれは劇薬であり、凶器でもあるという認識は変わらない。 「自分を使い切る」という表現、よかった。 三浦さんの件を思い出して、かなりきつくなった。(全く思い入れはないが) ファンネーム、かなりノイズで、別の名前にできなかったのか。必然性は読み取れなかった。 外側からのグロい欲望だが、界隈の人の読んだ感想を聞きたい。 面白い本だった。
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