コダック "時の家" 2026年3月8日

時の家
時の家
鳥山まこと
5/5 場所(家)とその記憶に関するこの作品は、海馬が記憶と場所に深く関わるということを最近学んだ僕にとってとてもタイムリーに感じた。記憶とは場所なのだろう。 吉田修一の書評にもあったように、本作では誠実な人々が丁寧に描かれていて、大変面白かった。不誠実な人物にはたしかに別種の面白さがあるが、人間は悪意だけでできているわけではない。だからこそ、露悪的に描くことだけが人間の全体を描くことにはならないんじゃないかと思う。 物語はじめの読者が家に染み渡るような感じは秀逸。
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