
コダック
@reads_brain
- 2026年4月5日
木挽町のあだ討ち永井紗耶子読み終わった - 2026年3月31日
世界を騙しつづける科学者たち 上ナオミ・オレスケス+エリック・M・コンウェイ気になる - 2026年3月23日
- 2026年3月17日
日蝕平野啓一郎読み終わった1/5 わからない。さっぱりだった。何が評価されて芥川賞を取るに至ったのだろう。解説に答えを求めたが、難しそうだなぁという感想を抱くのみ。 記述されている時代に沿った文体で記述されており、文章として上手いのだろう/よく勉強しているのだろうと思いつつ、この小説は何が新しいのか/何を我々に提供したのかわからなかった。 - 2026年3月11日
エリック・ホッファー自伝エリック・ホッファー,中本義彦読み終わった5/5 父のおすすめ。 とても面白かった。簡潔な文章と、長すぎない描写がかえって鮮やかな情景を生み出していて、大変素晴らしかった。 ナップザックを背負って歩いていく様子には、うまく言葉にしがたいが、「生きるとはこういうことなのか」と思わせる力があった。 作者の哲学に関わる部分はかなり難しく感じられるところも多かったが、さまざまな人々との出会いの場面は淡々としていながらも深い満足感があり、強く印象に残った。 - 2026年3月10日
蟹工船・党生活者小林多喜二読み終わったまず、29歳で獄中死した小林多喜二(1903–1933)と夏目漱石(1867–1916)がある程度地続きの時代を生きていたことは読後にはにわかに信じがたい。それほど作者によって時代の相貌が違って見えるのか、と驚きである。 作品のなかで描かれる約100年前の労働者たちの環境はあまりに過酷で、労働者を丁寧に扱って使い続けるより、駄目になれば新しい労働者を補充すればよいという発想がむき出しになっていて恐ろしかった。。『蟹工船』は冒頭の一文が有名らしいが、実際に読んでみるとたしかに素晴らしく、作品世界に一気に引き込まれた。 一方、『党生活者』はどこか『1984年』を思わせるところがあり、監視や潜伏、スパイ活動のような緊張感があって物語としても展開があり非常に面白かった。同時に、三・一五事件や四・一六事件といった実在の出来事が背景にちらつくことで、このような思想統制が現実に存在した時代に思いを馳せずにはいられなかった。 短編集としてもその構成が面白く、『蟹工船』における原始的でむき出しの運動と、『党生活者』における用意周到で地下活動的な運動は対照的で、その違いも含めて両方とも強く印象に残った。 - 2026年3月9日
悲しみよ こんにちはフランソワーズ・サガン,Francoise Sagan,河野万里子気になる - 2026年3月9日
クラシック音楽とは何か岡田暁生気になる - 2026年3月9日
センス・オブ・ワンダーを語る上遠恵子,中山桂子,山極壽一,畠山重篤,福岡伸一読み終わった4/5 父に借りた本だが、とても面白かった。 山極壽一、福岡伸一、中村桂子、畠山重篤がそれぞれ上遠恵子と対話する形式の本だった。前半の二人はもともと少し知っていたが、どの人の話も大変興味深かった。 なかでも中村桂子の話がとりわけ面白かった。密画(たとえばバラの花を見たときにどうやって咲くのかを考えること)と略画(花をみてきれいだと思う感覚)の話は印象的であり、機械論的世界観から生命論的世界観へと開かれていく「生命誌」という密画と略画の重ね合わせの考え方も興味深かった。他の本で詳しく語られているのだろうか、この考えをもう少し知りたい。さらに、イチジクとイチジクコバチの共進化の話も印象的で非常に面白かった。 山極寿一の話では類人猿とチンパンジーが区別して話されている点が妙に印象に残った。この人の積読本を読まねば。 - 2026年3月9日
科学者が人間であること中村桂子気になる - 2026年3月9日
それを,真の名で呼ぶならばレベッカ・ソルニット,渡辺由佳里気になる - 2026年3月9日
叫び畠山丑雄読み終わった2/5 僕にこの作品の面白さはわからなかった。 主人公は先生の受け売りのようなことを話すばかりで、言葉にも人物としての中身にも乏しい。この滑稽さを楽しむべきなのかもしれないが、僕には難しかった。行動の動機も、その行動自体も軽薄に感じられ、最後までまったく共感できなかった。オチにはたしかに意外性があったが、その驚き以外の面白さは見いだせなかった。 山田詠美の選評にもある通り、最後のエピローグはむしろ興醒めだった。 しおりさんとの掛け合いはおもしろかった。その辺りをもう少し掘り下げてくれるのかと思ったがそういうわけではなく。 - 2026年3月9日
生き物の死なせ方渡邉悟史気になる - 2026年3月8日
時の家鳥山まこと読み終わった5/5 場所(家)とその記憶に関するこの作品は、海馬が記憶と場所に深く関わるということを最近学んだ僕にとってとてもタイムリーに感じた。記憶とは場所なのだろう。 吉田修一の書評にもあったように、本作では誠実な人々が丁寧に描かれていて、大変面白かった。不誠実な人物にはたしかに別種の面白さがあるが、人間は悪意だけでできているわけではない。だからこそ、露悪的に描くことだけが人間の全体を描くことにはならないんじゃないかと思う。 物語はじめの読者が家に染み渡るような感じは秀逸。 - 2026年3月8日
呪文の言語学角悠介気になる - 2026年3月8日
タタール人の砂漠ブッツァーティ,ディーノ・ブッツァーティ,脇功気になる - 2026年3月8日
- 2026年3月7日
- 2026年3月5日
シン・ニホン安宅和人読み終わった4/5 安宅和人『シン・ニホン』は、未来を語る本として読み応えがあり、特に第4〜6章が面白かった。なかでも6.4で述べられる「菊の花構想」は、コスト削減につながるだけでなく、現状の“姥捨山”的な構造を改善する手法として有効だと感じた。 また、日本は「AI-readyではない」という指摘(理系人材の不足、諸外国と比べた人材比率の低さ、情報科学の素養を持つ人の少なさ)については、これまで十分に意識できておらず、新鮮だった。 第5章では、Ph.D.取得者の割合を増やすことや、研究予算そのものを増額すべきだという議論が展開されており、(自分が現在大学院生であることの影響も大きいとは思うが)かなり賛成できる内容だった。 一方で、「研究予算は数兆円規模で、これは〜の数%に過ぎないのだから実質ないようなものだし、増やそうと思えば出せる」といった論の運びには引っかかりが残った。方向性には同意するものの、財源や優先順位、実行上の制約に対する扱いがやや粗く、勢いで押し切っている印象を受けた。こうした論調は本書全体でも散見された。 さらにp.184の「集めすぎ」に関する議論についても疑問がある。知識や情報の価値はしばしばログ・スケール的に伸びが鈍化していく(限界効用が逓減する)のであって、「集めすぎ」そのものが悪なのではなく、単に効率が漸近的に下がるだけではないか、という点だ。もっとも、著者が言いたいのは「逓減する局面での投資配分や設計を誤ることが問題」という意味であり、結局は同じ話なのかもしれないが、ここは整理の余地があると感じた。 - 2026年2月26日
アフリカの日々イサク・ディネセン,横山貞子気になる
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