
コダック
@reads_brain
大学院生
三島由紀夫が好き。
- 2026年5月26日
知性の罠デビッド・ロブソン,土方奈美気になる - 2026年5月26日
アカデミアを離れてみたら岩波書店編集部読み終わった5/5 かなり面白かった。頑張ろうと思った。ポスドク11年したあと、就職して安定した生活を手に入れた牧野さんの話には勇気づけられた。 また登場した多くの人は能力が高そうで、決して研究者としての能力が低かったわけではなく、自分自身で見切りをつけている人が多かったように感じた。そもそも本書に出てくる多くの人は研究者を辞めざるをえなかったというよりも(自分が本当にしたいことの)優先順位の関係で離れた人が多くを占めていた。 もし生き残りたければモチベーションを保ってやり続けることなのかもなと思った。 - 2026年5月24日
山のバルナボディーノ・ブッツァーティ,山村浩二,川端則子読み終わった3/5 そこそこ面白かった。 ブッツァーティのデビュー作ということで手に取ってみたが、彼の後年の作品の原石のような小説だと感じた。自分の意思ではどうにもならない運命、組織や文化に馴染みきれない主人公、何かを待ち続ける感覚、あるいは恐れ続ける感覚、そして大自然と幻想的な風景。後のブッツァーティ作品につながる要素が、すでに随所に見られる。 作品としては、全編を通して抒情的な雰囲気に包まれており、明確に捉えるのは少し難しい。ただ、読み終えたあとには山の空気のようなものが残り、その読後感は悪くない。 一方で、固有名詞が多く、読むには少し苦労した。このあたりはデビュー作ならではなのかもしれない。 - 2026年5月24日
ホモ・デウス 下ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之読み終わった5/5 めちゃくちゃ面白かった。最後のオチとしてデータ教はかなり納得させられた上、話の流れがおもしろかった。資本主義をデータ分散型処理システムと言い出したところは笑ってしまった。サピエンスを情報処理システムとみなせるのだとしたら、我々は一体何を出力するのだろう。これに対してタイタンの妖女は答えを出していたことを思い出した。 宗教、人間至上主義と来て、これから「テクノ人間至上主義やデータ教」というこれからのサピエンスが持つかもしれないイデオロギーを楽しく読むことができる。 ただ、(これは良い点でもあるのだが)ハラリの知識量や話したいことが多すぎるせいか、話がとっ散らかって(大局的には当然素晴らしい構成ではあると思うのだが)、寄り道が多いため全体の構造を掴むのが難しい。 芝生のある家をなぜ良いと思うのかという話(芝生は手入れが面倒くさいからこその金持ちのステータスである)とか、面白い小話がたくさんある。ありすぎる。 - 2026年5月18日
藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編(2)藤子・F・不二雄読み終わった - 2026年5月17日
アカデミアを離れてみたら岩波書店編集部気になる - 2026年5月17日
アカデミアの泳ぎ方谷内江望気になる - 2026年5月17日
歩くと心が軽くなるのはなぜか元永拓郎気になる - 2026年5月17日
感情労働の未来恩蔵絢子気になる - 2026年5月17日
ロシア宇宙主義ボリス・グロイス,上田洋子,乗松亨平,小俣智史,平松潤奈気になる - 2026年5月17日
地球内生命カレン・G・ロイド,黒川耕大気になる - 2026年5月17日
非色有吉佐和子気になる - 2026年5月17日
- 2026年5月17日
哲学は何を問うてきたかレシェク・コワコフスキ,藤田祐気になる - 2026年5月17日
本 vs 煙草 5分文庫ジョージ・オーウェル気になる - 2026年5月16日
七人の使者・神を見た犬 他十三篇 (岩波文庫)ブッツァーティ,脇功読み終わった5/5 ブッツァーティがマイブームなので読んだ。表題作の「七人の使者」はもちろん、「それでも戸を叩く」「竜退治」「マント」「急行列車」が面白かった。 本短編集には、時間の残酷さ、現実との向き合い方、漠然とした不安など、『タタール人の砂漠』と共通するテーマで書かれたように感じられる作品が多く収録されていた。特に「それでも戸を叩く」「急行列車」「七人の使者」には、その傾向が強く表れていると思う。 当然のように面白く、全体的に質が高く、非常に満足度の高い短編集だった。なかでも「竜退治」は傑作だと思った。 今後は『偉大なる幻影』を読んでみたいが、どうやら手に入れるのが難しそうで悩ましい。本書も絶版だったため、定価より高く購入することになった。 - 2026年5月16日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読み終わった2/5 おそらく自分は対象ではないのだろう。基本的にするすると読めて面白く読めたが、何が言いたい小説なのかあまりわからなかった。涼宮ハルヒの憂鬱の令和版といえよう。 最後の「ときめき江州音頭」は成瀬視点から、悩みのある内面を知れて面白かった。読む前は成瀬のことをかなり変な人だと思っていたが、案外普通の人で拍子抜けした。魅力的なキャラクターである。 解説は森見登美彦がしていたが、好きそう(作者と成瀬がどちらも京大出身ということも踏まえて)。 - 2026年5月11日
老化を止める7つの科学: エンド・エイジング宣言マイケル・レイ,オーブリー・デグレイ気になる - 2026年5月4日
Newton 2025年8月号科学雑誌Newton読み終わった4/5 第二特集と「人体と機械はどこまで融合できるか」がおもしろかった。 前者の記事は想像以上に人工生命を人間が可能にしていることに驚いた。複製するシステムを構築して擬似的に進化を再現し、その複雑さまでに至っていることにも驚かされた(それぞれ2012と2022)。 (後者の種本であろう)ピータースコット=モーガンの「NEOHUMAN」はそこそこ面白かった記憶がある。BMIによる発話復元は本文でも紹介されていた Metger et al., Nature, 2023 や 運動野からのdecodingである willet et al., Nature, 2021 などを踏まえるとかなり実用段階にありそうで素晴らしい。 - 2026年5月2日
神を見た犬 (光文社古典新訳文庫 Aフ 2-1)ディーノ・ブッツァーティ,関口英子読み終わった5/5 『神を見た犬』を読んだ。『タタール人の砂漠』があまりにも素晴らしかったので手に取ったが、こちらも見事な短編集だった。表題作の「神を見た犬」はもちろん、「コロンブレ」「アインシュタインとの約束」「七階」「護送大隊襲撃」「一九八〇年の教訓」「天国からの脱落」も特に印象に残った。 なかでも「七階」は、運命的な力によって死へと少しずつ近づけられていく存在が克明に描かれていて、とても面白かった。 ブッツァーティは他の作品もぜひ読んでみたいが、邦訳が少ないのが惜しい(東宣出版から未邦訳作品が出版されているらしい)。
読み込み中...
