時の家
29件の記録
はぐらうり@hagurauri-books2025年12月29日読み終わった芥川賞候補。時間軸を交差させながら、ひとつの家ができるところから描いている。ある意味で、というか正に、というか、家が主人公の小説。 死ぬことともう会えないこと、思い出せず埋もれた記憶と忘れること、その違い。あるものとないもの、かな。なにかすごく大事なことが描かれているような気がする。 ひとつひとつの意味が大きいので、文章がさらっと頭のなかを流れていかない。家を建てるときの設計図のよう。一文ずつしっかり理解しながら読んだ方が良い小説。
こんじょー@konjo_note2025年12月18日読み終わった同じ場所で、さまざまな時系列での情景が描かれているのが新鮮だった。 優しい気持ちにも、寂しい気持ちにもなる作品。 今自分が住んでるこのマンションも、かつて住んでいたアパートも、実家も、祖父母の家も、脈々とそこには誰か/何かがあったんだなあと考えさせられる。



ぴぐ@pgmn2025年12月14日読み終わった好きな本がひとつ増えた。とっても良かった。 同じ家の中で違う時を過ごした人たちの話が章を変えずに地続きにあることで、この小説の主人公ともいえる家の存在が際立たされているように感じた。そしてラストを読みながら込み上げてくる感情に触れた時、わたしはこの家を小説の主人公として既に愛おしく思っていたんだなと気づかされた。この描写が訪れることはわかっていたはずなのに、いざその時がくるとこんなにもちゃんと悲しくなるのは、他にも身に覚えがある。 ところで、私は籐巻きの柱を見たことも触れたこともないので、いつかどこかで出会ってみたい。































