
かもめ通信
@kamome
2026年3月9日
天空の都の物語
アンソニー・ドーア,
藤井光
読み終わった
『すべての見えない光』でピュリッツァー賞を受賞したアンソニー・ドーアの7年ぶりの長篇。前作に続き今回も訳者は藤井光氏。コンスタンティノープルの陥落を扱った歴史小説でもあり、現代社会の抱える問題を扱ったリアリズム小説でもあり、SF小説でもあって、物語とそれを語り継ぐ人々の情熱を歌い上げもするというなんとも欲張りな物語。「失われた書物」とか「図書館」とか「コンスタンティノープルの陥落」とか、本好きが好むキーワードを多分に含み、読みづらさも含めてホンヤクモノスキーの心をがっちりつかむ作品ではあるが、欲を言えば、少しばかり優等生すぎると言う気がしないでも…。




