なかやま "時の家" 2026年3月9日

時の家
時の家
鳥山まこと
芥川賞受賞は、自分には「これが...?」と思えてしまう作品もあって(読むことのほうが少ないのですが)、こちらもそれほど期待しないで読み始めたところ、とてもよかった。時間軸の異なる人物たちの目線や記憶が続けて書かれているのが分かりにくいという意見を目にしましたが、私はそのスタイルでなく人物ごとに分けられていたら、この小説の面白さはかなり削がれていたと思う。この家の中に積み重なり混ざり合い掠れていくような記憶が、そのままこのスタイルに反映されているのだと思います。映画にならないかな。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved