しんどうこころ "ゴドーを待ちながら" 2026年3月9日

ゴドーを待ちながら
ゴドーを待ちながら
サミュエル・ベケット,
安堂信也
初ベケット。これは手強い。 恥ずかしながら、読めたのか読めなかったのかがまずわからない。名作だと言われる理由も、まだ掴めない。 奇妙な登場人物が、意味があるような、はたまたないような、おかしな会話を繰り返しながら、何も起きない一日が過ぎていく。次の日が来たのかどうかも、なんだかよくわからない。 動こうとするも、結局動かない。 おそらく動けないのではなく、動かないのだ。 世界は虚無か。人の意思は空虚か。 霧のように曖昧ながら、時間だけは確かにそこにあり、極めて静かに過ぎてゆく。 初めてベケットに触れ、わたしの中のベケットを育てていかねばという使命感を覚えた。
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