ゴドーを待ちながら
38件の記録
うゆ@otameshi_8302026年3月17日読み終わった読んでいる間宇宙に独り放り出されたような感覚になる。 私たちの生そのものを見るようで終末後の世界を見るようで死後行場を失った彷徨える魂を見るようでひどく哀しくなってくるがその哀しさが私は厭わしくはないのだった。 これが劇のシナリオであるということも重要な要素と思えた。板の上の人物たちは一言一句違えず書かれたことを書かれたとおりに喋り、ト書きのとおりに動く。言語も身体も定められそこに自由はない。 …とはいえこれは戯曲を読むときに感じることであって、実際に上演されているのを観るとまた少し違って感じられる可能性もある。なぜならいくら細かく指定したところで、すべてを文字で指示することは出来ないから。何処かに必ず余白の部分は生まれてそこに演者の自由があるのかも。演じる人によって演出家によっても変わってくるだろうし。 だけど。その差異がなんだというのだろう? 初めてかもしれない、千回目かもしれない、同じことの繰り返しのわずかなヴァリアント。それすら無意味にも思えてくる。 ねえ、待ってる間、何をする?





しんどうこころ@and_gt_pf2026年3月9日読み終わった初ベケット。これは手強い。 恥ずかしながら、読めたのか読めなかったのかがまずわからない。名作だと言われる理由も、まだ掴めない。 奇妙な登場人物が、意味があるような、はたまたないような、おかしな会話を繰り返しながら、何も起きない一日が過ぎていく。次の日が来たのかどうかも、なんだかよくわからない。 動こうとするも、結局動かない。 おそらく動けないのではなく、動かないのだ。 世界は虚無か。人の意思は空虚か。 霧のように曖昧ながら、時間だけは確かにそこにあり、極めて静かに過ぎてゆく。 初めてベケットに触れ、わたしの中のベケットを育てていかねばという使命感を覚えた。

ゴンズイ@gonzui2026年1月23日読み終わったエストラゴン 桃色のでなけりゃいやだ。 ヴラジーミル じゃあ、返してくれ。 エストラゴン、蕪を返す。 エストラゴン おれは、人参を捜しにいく。 しかし、エストラゴンは、動かない。 ヴラジーミル 全く無意味になってきたな。 エストラゴン いや、まだそれほどでもない。 沈黙。
あ〜〜〜‼️‼️‼️@kyuragi2025年11月13日読み終わったまだ読んでるなにかものを読んだとき、読み終えたときに現実へ戻ってこられない感覚を持つことがあるけれど、これを読んで久しぶりにその感覚を持った。また読むだろう。
なずな@shrpherds_purse2025年7月10日読み終わった借りてきたこれをこれまで読まなかったことが不幸だったのか、幸いだったのかわからない。読んでる間中、途方もなく怖かった。 ヴラジーミルの気持ちがよくわかる気がした。エストラゴンには眠ってほしくない。夢の話など聞きたくない。でも、エストラゴンもまた、常に他者として目の前にいる私なのだ。


RIYO BOOKS@riyo_books2021年5月16日読み終わった彼によって創り出された絶望的なものは、真実を証し立てようとする願望の荒々しさの証拠にほかならないのだ。ベケットは満足げに〈否(ノー)〉と言っているのではない。〈しかり(イエス)〉への憧れから彼の仮借ない〈否(ノー)〉を鍛えあげるのだ。だから彼の絶望はいわば鋳型(ネガティヴ)であって、その逆のものの形をそこから引き出すことができるのである。 ──ピーター・ブルック































