鋏✁ "青い壺 (文春文庫)" 2026年3月9日

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@hasami_choki
2026年3月9日
青い壺 (文春文庫)
"本当の価値なんてどうだっていいんだ"という言葉は、青い壺を作った者にとっては残酷な話ではある。ただ少なくとも美しい、良いと思って青い壺を手に入れている者がいる。平松洋子氏の解説の一文である「うつくしいものは、望もうと望まないと、ひとの真実を露わにする。」がこの13篇が見せる真実なのだろう。ただ青い壺は静かに佇み、持つ者の人生を垣間見る。そんな小説でした。余談だが、有吉佐和子氏がクリスチャンで、その洗礼名が作中の登場人物に当てられるなんて、粋なことをするなと思った。
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