
鋏✁
@hasami_choki
ぼちぼち本読んでます。SF、ミステリー、純文学が中心です。時折心理系の本も読みます。読む本はほとんど図書館からの恩恵を受け続けています。
- 2026年3月18日
- 2026年3月17日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わった読みやすく、「正欲」と同じく登場人物が場面で入れ替わる構造で小説の巧さを感じる。推し活を巡る物語に対して、登場人物たちは皆、物分りが良すぎる。わかり易すぎて、わからなさがない。余白がなくて、息が詰まる。もしくは、わからなさすぎて、置いていかれる。ただどちら側にも立っていないと感じる。すぐ読めてしまったのに、ざらつきを感じるのは初めてで戸惑っている。 - 2026年3月17日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ借りてきた読んでるんーなんだろうな。外側をなぞったものを読んでいる感覚が拭えなくて、いまいち集中できないでいる。展開がなんとなく読めてしまう感じもあるし、ざわざわする感覚もあるし、なんだろうか。 - 2026年3月16日
ここはすべての夜明けまえ間宮改衣借りてきた読み終わった本当は死にたかったのに、ほぼ不死身になる融合手術を受け、父の介護と甥の世話を引き受ける主人公。25歳とは思えない幼稚さは、母の写し鏡を引き受けてしまった父からの呪いでもある。その幼稚さが家族を追い詰めて、不幸にしていく。最後には「人生で一度でいいから間違ってなかったと思えることがしたい」と壊れかけた体で訴える。物悲しい後味だった。この本はできることなら、本で読むほうがいい。主人公が家族史を書くパートはほとんどひらがなで書かれており、読みにくさはあるものの不思議と読めてしまう。技巧的な小説だと思った。 - 2026年3月13日
- 2026年3月12日
ほんとうのことを書く練習土門蘭気になる - 2026年3月10日
ここはすべての夜明けまえ間宮改衣気になる - 2026年3月9日
青い壺 (文春文庫)有吉佐和子借りてきた読み終わった"本当の価値なんてどうだっていいんだ"という言葉は、青い壺を作った者にとっては残酷な話ではある。ただ少なくとも美しい、良いと思って青い壺を手に入れている者がいる。平松洋子氏の解説の一文である「うつくしいものは、望もうと望まないと、ひとの真実を露わにする。」がこの13篇が見せる真実なのだろう。ただ青い壺は静かに佇み、持つ者の人生を垣間見る。そんな小説でした。余談だが、有吉佐和子氏がクリスチャンで、その洗礼名が作中の登場人物に当てられるなんて、粋なことをするなと思った。 - 2026年3月9日
ナチュラルボーンチキン金原ひとみ借りてきた読み終わった羨ましいと思った。私も浜野さんみたいに誰かどこかへ連れて行ってほしいと思っているのかもしれない。 浜野さん自身はルーティンをぶち壊される出会いを望んでいたかわからないけども、結果的に自身を受け入れることができた。認識している嫌悪と差別、欲しかったかわからない子どものことなど、澱みたいな思いをかさましさんが受け止め、そして浜野さん自身も受け止められるようになる。 かさましさんが「ナチュラルボーンチキンだけども、やらなかったら死にきれないだろうと思うことは玉砕覚悟でやっておこう。~怖いからやっておこう」という覚悟を持ったから、大事な人を救えた。どんな事情があっても前を向けるようになる、いい読後感だった。 - 2026年3月3日
八月の御所グラウンド万城目学借りてきた読み終わった初めての万城目作品。非常にさっくり読めてしまった。京都とスポーツというあまり馴染みのない組み合わせで、ここまで京都を感じられるのはさすが。両作品とも、怪談みたいな設定ではあるけども、時代は違えどこの地を生きていたよねという明るさがある。登場人物たちの背景やキャラクターが短い作品ながらも、しっかり分かるのがすごい。個人的にはシャオさんがあまりにも想像できすぎて、大学時代に知り合った留学生におりそうですとなった。万城目さん、京都で大学生してたんだなという郷愁みたいな気持ちに満ちあふれた。 - 2026年3月2日
正欲朝井リョウ借りてきた読み終わった正しくあるって気持ちがいいことだ。そのコミュニティでのマジョリティに属していることを確認して安心する。それが明日死なないための、地続きの行為である。佐々木佳道とその妻の美月が性行為をして、世間が正しいとしている性を試しているシーンは、誰もが言わないけど思ったことがあるはずだ。これでいいんだよね?って思っておくことが生きるうえで大事だと。解説の中で「正行為」という言葉に出会った。傷つけ合った分だけ、相手の心に自分の心のための場所が残っているというが、果たしてそうだろうか。 - 2026年3月1日
- 2026年2月18日
出会いなおし森絵都借りてきた読み終わった人との出会いと別れ、再会を描く六篇からなる短編集。下記2作品が良かった。「出会いなおし」のイラストレーターと編集者の関係は、いい距離感で理想とする関係性だなぁと素直に思った。ナリキヨさんみたいな人と仕事したいものだ。「カブとセロリの塩昆布サラダ」は、なんかこの話聞いたことある!とデジャブを掘り返すと、某寿司チェーン店のガリを思い出した。あのガリはいつからか生姜から大根にすげ変わっていた。カブと大根は間違えないという主婦の矜持を見ることができた。お勧めされなければ手に取らなかった。いい作品をありがとう。
読み込み中...