
うゆ
@otameshi_830
2026年3月10日

ガラスの動物園 (新潮文庫)
テネシー・ウィリアムズ
読み終わった
解説まで読み終えて面白いなと思ったのは、これはトムの追憶の物語といいながら、実際にはトムが知り得ないこと(場面)まで上演されていることだ。トムは こうであったなら…という空想のなかで姉や母を救ったのかもしれないし、せめてこうであってくれ…と自分の心を逃避させたのかもしれない。だってさ、稼ぎ手のトムが居なくなって、残された二人はこのあとどうなったの??アマンダもセールスの仕事はしているとはいえ…。哀しくて美しい物語にふたりを閉じ籠めて。追憶はガラスの動物園。脆く儚く壊れやすくて灯火にきらめいて美しい。誰もがひととき灯を燈し、また吹き消して現実の世界を生きてゆく。
誰一人として「悪い奴」は出てこないのに悲劇は起こってしまう。やるせないね。
上演されているのをいつか見てみたいです!ガラスの動物園の曲がどうなるのか聴きたいし…
けどあのシーンで雷鳴が轟くのはちょっと…やりすぎじゃないか?!当時は斬新な劇的効果があったのだろうか…



