
絢藻
@ayamoayamo
2026年3月10日

人間失格
太宰治
読み終わった
人間が怖い。世間が怖い。
根底には違うものがあるものの、同じようなことを思いながら生きている。
道化。ほんとうにそうやって生きている。
わたしが、なにもかもが恐ろしくてぶるぶる震えながら生きていることなんて誰もわかりゃしないだろう。
だったらこの本を読めば、何か生きる術を得られるのだろうか。
答えはNOだった。救いようのない、堕ちていく人間の生き様を傍観している、そんな作品だったように思う。
これを飲めばやる気がみなぎる。これを飲めば陽気になれる。本文中にあるような、不安も、焦燥も、はにかみも、綺麗に除去される薬があるならば、どんなに人生が美しいものになるのだろうか。但し、副作用はなしで。
どんなに中毒患者になろうとも、モルヒネに縋るしかなかった彼の気持ちは、情けないね、でも縋らずにはいられないよね、と、それでも同情せざるを得ない。
カフェインが大量に入ったあるドリンクを飲むと、一時的にハイになって、元気になって楽しくなった。毎日、縋るように飲んでいたら、胃腸を壊して飲めなくなってしまった。結局、副作用にやられるんだ。
これは一体読書感想文なのかよくわからないけれど、これを書いた後に太宰がどうなったのか、までをセットにして考えると、世の中が生きづらいのではないけれど、なにかしら生きることに前向きになれない人間も一定数いるということだと思った。
