人間失格

52件の記録
- 茅椰@20kaya262026年3月19日読み終わった太宰治週間、7冊目。 やっぱり最後はこれでしょう。手を出されたことの非日常的な悲劇より、(おそらくそのトラウマが根底にあるんだろうけれど)一般的な人間の恐ろしさとそれに対する恐怖で死ぬほど苦しがってるってのが、この主人公の受け取り方の面白くて、どこか私たちも共感してしまう部分なんだろうな。 著者が変に有名になってしまったのと、題名とで、あんまり好きって言えないのが悲しい本。こんなに心の描写が丁寧な本、好きな人も多いだろうに。

水銀@suigin2026年3月17日読み終わった誰もが抱えたことのあるであろう人間関係に対する違和感を極限まで言語化している。 第二の手記、検事に道化を見抜かれる描写が特に好ましいと同時に最も苦しく感じた。
絢藻@ayamoayamo2026年3月10日読み終わった人間が怖い。世間が怖い。 根底には違うものがあるものの、同じようなことを思いながら生きている。 道化。ほんとうにそうやって生きている。 わたしが、なにもかもが恐ろしくてぶるぶる震えながら生きていることなんて誰もわかりゃしないだろう。 だったらこの本を読めば、何か生きる術を得られるのだろうか。 答えはNOだった。救いようのない、堕ちていく人間の生き様を傍観している、そんな作品だったように思う。 これを飲めばやる気がみなぎる。これを飲めば陽気になれる。本文中にあるような、不安も、焦燥も、はにかみも、綺麗に除去される薬があるならば、どんなに人生が美しいものになるのだろうか。但し、副作用はなしで。 どんなに中毒患者になろうとも、モルヒネに縋るしかなかった彼の気持ちは、情けないね、でも縋らずにはいられないよね、と、それでも同情せざるを得ない。 カフェインが大量に入ったあるドリンクを飲むと、一時的にハイになって、元気になって楽しくなった。毎日、縋るように飲んでいたら、胃腸を壊して飲めなくなってしまった。結局、副作用にやられるんだ。 これは一体読書感想文なのかよくわからないけれど、これを書いた後に太宰がどうなったのか、までをセットにして考えると、世の中が生きづらいのではないけれど、なにかしら生きることに前向きになれない人間も一定数いるということだと思った。
- ビーと読書@miserybeatle2026年2月5日読み終わった久しぶりの再読で、人間失格とJOKERってむちゃくちゃ色んなものが通底するんやなと思った 世間と個人 喜劇と悲劇 他人の評価 道化という仮面 一方で、演じる道化に対する他人からの評価の違いで、葉蔵とアーサーのその後どう振る舞うのかは異なっていく。自らを破滅させるか社会を敵対視するか。


- 流鶯@dasman611242026年2月1日読み終わった自堕落な生活を送っていたので再読。 こんなに酷くはない、と自信を得て活力が戻った。 葉蔵がいくらイケメンだからって、「キスしてやろうか」でこんなにモテるものなのか知らん。葉蔵自身も女中下男に結構犯されてるし、貞操観念自体が今と全然違う? 葉蔵にとっての父の存在がどういうものだったのかが、彼のここまで徹底的な堕落を理解するのに必要だと思う。しかし父は序盤に登場するのみであとは東京の家を引き払ったり手紙に返事をしないなど消極的にしか登場せず、よく分からない。最後はマダムまで父を悪者にする始末。なぜ。やはり厳然たる父として腐った性根を叩き直し、躾けてやるべきだったということ? 漫画家としての若干の成功や純粋な嫁など、更生の大きな機会はあったのに、その尽くを翻して堕落に突っ走っていく。 彼は何から逃げたかったのか。 幼少期から物質的には全てを与えられ、しかし承認や将来の期待など精神的なものは何も与えられない貴族院議員の末っ子が、その肥えた舌や審美眼では自身を取り巻く現実の醜さが受け入れられず、それと折り合いをつけるための機会/教育/挑戦/環境にも置かれることなく都会で一人で生きることになった結果がこれか。 確かに葉蔵の手持ちのカードでは詰んでいた気がする。 葉蔵、苦しい現実から逃げるためには、立ち向かうしかないんだぞ。 あと堀木みたいなのは斜陽にもいたな。
まゆめろ@msnmy_mymsn2026年1月31日読み終わったもっともっと落ちる様を見ていたかった。と言ったら、殺してしまうのだろうか。 ただ、一さいは過ぎて行きます。 安全な距離から人間の崩壊を観察するって楽しいね😌
K.T.@koduti9482025年4月3日読み終わった仕事の合間を縫っての読了。1つの作品を通して、1人の人間の考え方や自身を取り巻く環境が変化していくところが違和感なく描写される様はとても美しく感じられた。滑らかな変化にのめり込み、つい自分のことのように感じられてしまう、そんな作品であった。 流石に日本文学の名著なだけある。- my@my05011900年1月1日読み終わった「神の愛は信じられず、神の罰だけを信じているのでした。」が捻くれていながらも共感出来るフレーズだった。話が面白いというよりずっと暗いが、第三者から試練があった訳でもなくそもそも生きること自体に向いてない人間というのが良い。読んだことのある太宰治の本は少ないが好きな方だった。




NOA@apppleeee8761900年1月1日かつて読んだ部分部分、共感する感覚がある。 人にとても見せられないような醜く生きづらいと感じている部分が文学として称賛されて受け継がれていること自体がなぜか慰めになる。



































