
ユメ
@yumeticmode
2026年2月20日
ヨルガオ殺人事件 上
アンソニー・ホロヴィッツ,
山田蘭
読み終わった
感想
前作『カササギ殺人事件』が抜群に面白かったので、すぐさま書店で購入したのが続編にあたるこの『ヨルガオ殺人事件』だ。
主人公の「わたし」ことスーザン・ライランドは、前作の事件のあとロンドンを離れ、クレタ島で暮らしている。そんな彼女の元に持ち込まれたのは、8年前に起きた殺人事件。事件の真相をとある本の中で見つけたという女性が、そう語った直後に失踪したのだという。その本こそ、「わたし」が担当編集だった名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの一冊『愚行の代償』だった。
「わたし」が推理を進める現代パートと、作中作『愚行の代償』、二重構造のフーダニットに先を知りたくて心が逸る。今回は作中作が現代パートで果たす役割があらかじめ少しだけ種明かしされていることもあり、ますますアティカス・ピュントの導き出す結論が気になるのだ。下巻も一緒に買っておいた自分に思わず感謝したくなる。

