くまもち "木挽町のあだ討ち" 2026年3月11日

くまもち
@reads_0901
2026年3月11日
木挽町のあだ討ち
映画の前に読了。 あだ討ちの真相はかなり早い段階で予想がつく。 なのでミステリ要素というより、芝居小屋で生きる語り手達の半生と、「何故彼らはそうしたのか」という筋書きに魅力のある本。 第三幕衣装部屋の場では過酷な環境で当たり前のように差別のある世界で生きるからこそ得たシンプルな理が現代にも通じるなと思いながら読んだ。 獣のように生きる六の人生にほたるが与えた影響は大きいし、救われているようで救っている2人の関係性も心がうたれた。 「お前さんの世間は平べったいから、私はここにいるのが気楽でいい」 ちなみに映画も鑑賞済み。 確かにバッサリ切られている所もあるが、映画という限られた時間の中で物語の見せ場を最大限に描き、かつ細かな点は小説を読むことで補完できる2つセットで完成するいい映画だった。 展開を知っていても十分映画は楽しめたので、個人的には小説→映画の順番がおすすめ。
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