
かおり
@6kaorin5
2026年2月20日
貸本屋おせん
高瀬乃一
読み終わった
文化年間の江戸は浅草。
両親を早くに失った本の虫、おせん。女だてらに貸本屋を営む。板木盗難や幽霊騒ぎ、幻の書物探し…様々な事件に巻き込まれ捕物帖的。
艶っぽい場面もわりとあり、描写や感覚が男性ぽいのだが著者は女性だった。
「うつつ善人も悪人も、同じ本を見て笑い悲しむ。ときに憤り、あきらめ、それでも次の丁をめくらずにはいられない」「一度読まれた本は忘れさられて、みな現に戻っていく。本なんて、そんなもんだ。だから、本を守らなければならない」。
本好きに時代もへったくれもない!
おせんの物言いやキャラは好きではないが、箸休め的に読む時代物としては十分に楽しめるし続きも読む、と思う。 天涯孤独の少女ものにありがちな しなやかでたおやかなヒロイン像ではなく、おせんは逞しくて がらっぱち。さっぱりさを装いつつも、ある意味女を武器にしている風なところもチラホラ。サクッと読める軽めの時代小説。
正直、品はよろしくないかと😅
私の地元深川周辺の、馴染みある地名が飛び交うので、個人的には まぁ、それだけでも楽しいかな。

