貸本屋おせん

10件の記録
あまね@sennadasilva2025年9月5日読み終わった図書館本親に死なれ1人残った娘が貸本屋をしていて、しかもミステリー。うんうん🙂↕️予想と全然違ってた😅 おせんは可哀想な少女でも健気に商いに勤める性質でもなく、ずっと強く自立を目指すいい女(25?)でした👍 ミステリーの部分は、短編というせいか、そんなに捻りのあるものではないが、江戸の貸本屋という職業にただただ興味を持った。確かに日本では機械印刷は明治以降で、この時代までは職人たちによる分業本が作られている。文字を写したり、新しい挿絵を探したり、んーん、本の作り方もっと知りたいなー🤔貸本屋が成立するほど識字率高かったんだろうな🤫江戸時代って鎖国していたけど、文化水準高くない? 北斎にしろ歌麿にしろ、よくよく考えなくても、この絵をまったく同じに彫る人がいたんだよね、それってすごいよね😳



ユメ@yumeticmode2025年8月8日読み終わった感想江戸の町で貸本屋を営むおせんが、行く先々で出会う本にまつわる事件を解決してゆく人情捕物帖。江戸の読本文化の豊かさに触れられるのが興味深く、物語に没頭した。 初めのうちは、本さえ関わっていれば何にでも首を突っ込むおせんの行動力に少々ヒヤヒヤしていたのだが、おせんの家族の過去が徐々に明らかになり、なぜ彼女が本に対してこれほど思い入れを抱いているのかを知ると、おせんの「本を守る」という矜恃と覚悟に深く胸を打たれた。御公儀の読本に対する弾圧が厳しかった時代、おせんは時に危険に身を晒すことにもなるのだが、本が時にひとの生きる希望になることを熟知している彼女は決して信念を譲らない。一介の本好きとして、その想いの強さが胸に沁みた。



hiroko.yane@komischrk2025年7月21日読み終わった2025年読了本『本を売る日々』とはまた違った江戸時代の本にまつわる時代小説、こちらは女性貸本屋さんが主人公。彼女と同じ長屋の住人、版元や絵師など、様々なキャラクタがみなそれぞれ人間味があり、印象的でよかった。主人公の「たかが本だよ」という言葉、彼女が言うことで生まれる重みがとても心に残った。


- ヒソノソ@hisonoso2025年6月27日読み終わった@ 自宅なんとなく人情ものかと思っていたのだけれど、ほのぼのしていない。ハードボイルドな感じでそこがよい。 江戸の出版事情おもしろい。べらぼうも楽しいよね



