
猫
@mao1012
2025年3月5日

Tugumi
よしもとばなな
かつて読んだ
自分のすぐ側に終わりがあるということを理解している人間の、溢れ出てくる生命力と夏の物悲しさを美しく感じた。
死を感じている人間はどこか人間離れしている。
ひと夏の別れや寂しさが本を通して伝わってきて、少しだけ夏が楽しみになれたような気がする。夏の終わりにまた、読み返したい。
つぐみは夏の終わりに1度、死んでしまったのかもしれない。
「本当は心の底に眠るはずのどろどろした感情を見せないように無意識に努力している、人生は演技だ。」
「あたしは、最後の一葉をいらいらしてむしり取っちまうような奴だけど、その美しさはおぼえてるよ。」




