
まめご
@mmg_86
2026年3月12日
世界の力関係がわかる本
千々和泰明
読み終わった
世界情勢について、ニュースを見ても分からないと感じることがよくあって、国際政治学の基本を知りたいと思い読んでみた。
我ながらどんぴしゃなセレクトで、偶然だとしてもこういう“当たり”は本当に嬉しい。
漢王朝とローマ帝国の時代からロシア・ウクライナ戦争やイスラエル・ガザ紛争まで、主にユーラシア大陸を中心とした歴史を、「力関係」という観点で解説してくれる。
高校で世界史をやっていた時に、特に近世以降ヨーロッパってずっと戦争やってんなー戦争と関係国と講和条約のオンパレードで覚えきれんわーと感じていたことが次々と繋がっていく、繋がっていかざるを得ない流れが理解できるのは面白かった。
「帝国」や「主権」といった、なんとなく知った気になっている言葉の説明もあって、本当に高校生の時にこういう本を読みたかったなと思う。
集団安全保障や核抑止、戦争をどう終わらせるかなど、よく目にする割にはあやふやな理解だった事柄についても分かりやすく書かれていた。
読みやすさを重視したため、内容が国同士の対立に注目する「リアリズム」にかなり寄ってしまったとあとがきにあり、協調を重視する「リベラリズム」はまた別で学びたいと思う。
その点を考慮に入れるとしても、国際政治学のはじめの一歩に最適な1冊じゃないだろうか。



