

まめご
@mmg_86
本が好きです。全然読まない日もあって読書ペースはゆっくり。気になる本のリストばかりが増えていきますが、それを眺めるのも楽しいものです。
- 2026年3月17日
サフィヤの戦争ヒバ・ヌール・カーン,児玉敦子気になる - 2026年3月17日
読み終わったタイムラインで見かけたような気もするけれど、書店の棚で目が留まり、これはきっと面白い!と確信して買った本。 果たしてその通り、すごく面白かった。 深い緑に埋もれるような集落の表紙写真と共に、帯には「代々、本の行商で暮らしてきた村」とあったので、小さな山村で本を行商する人たちのつましく静かな暮らしの記録、みたいなものを想像して読み始めた。 それも間違いではないのだけれど、話はもっと壮大に広がる。 近世以降統一されゆくイタリアの歴史に寄り添い、時に海を越えて、モンテレッジォ村の行商人たちは本を売る。 その活動はそのまま、イタリア人にとっての読書という文化の歴史の一翼を担っているのだ。 膨大な史料を丹念に読み込み、旺盛な行動力で村へ通い関係者に会いに行き、丁寧に対話を重ねた著者の姿勢にはただただ胸を打たれる。 その筆致は静かに熱く、読んでいるこちらのボルテージも知らず上がっていく。 私は紙の本が好きで、マンガはたまにアプリを使うこともあるけれど、読むのはほぼすべて紙の本だ。 国は違えどこんな歴史を持つ本というモノがますます好きになったし、これからもたぶん紙の本を読んでいく。 願わくば、誰もが好きな本を自由に手に取れる世の中がずっと続きますように。 - 2026年3月15日
世界飛び地大全吉田一郎気になる読みたい - 2026年3月15日
<中東>の考え方酒井啓子借りてきた - 2026年3月15日
パスタでたどるイタリア史池上俊一借りてきた - 2026年3月14日
カーストとは何か鈴木真弥気になる - 2026年3月12日
世界の力関係がわかる本千々和泰明読み終わった世界情勢について、ニュースを見ても分からないと感じることがよくあって、国際政治学の基本を知りたいと思い読んでみた。 我ながらどんぴしゃなセレクトで、偶然だとしてもこういう“当たり”は本当に嬉しい。 漢王朝とローマ帝国の時代からロシア・ウクライナ戦争やイスラエル・ガザ紛争まで、主にユーラシア大陸を中心とした歴史を、「力関係」という観点で解説してくれる。 高校で世界史をやっていた時に、特に近世以降ヨーロッパってずっと戦争やってんなー戦争と関係国と講和条約のオンパレードで覚えきれんわーと感じていたことが次々と繋がっていく、繋がっていかざるを得ない流れが理解できるのは面白かった。 「帝国」や「主権」といった、なんとなく知った気になっている言葉の説明もあって、本当に高校生の時にこういう本を読みたかったなと思う。 集団安全保障や核抑止、戦争をどう終わらせるかなど、よく目にする割にはあやふやな理解だった事柄についても分かりやすく書かれていた。 読みやすさを重視したため、内容が国同士の対立に注目する「リアリズム」にかなり寄ってしまったとあとがきにあり、協調を重視する「リベラリズム」はまた別で学びたいと思う。 その点を考慮に入れるとしても、国際政治学のはじめの一歩に最適な1冊じゃないだろうか。 - 2026年3月11日
ストーリー・ガールモンゴメリ,木村由利子気になる読みたい - 2026年3月10日
地獄の解剖図鑑ほしのちなみ,地人館,大角修気になる読みたい - 2026年3月9日
宙わたる教室伊与原新読み終わったNHKでやっていたドラマが面白く原作も読みたいと思っていたのだが、図書館ではものすごい数の予約が入っていたので、ずっと文庫化を待っていた。 出たのを知らずに、書店でずらりと文庫が並んでいるのを目にした時の興奮たるや! 即買って即読んだ。 舞台は新宿にある定時制高校。 立ち上げられた科学部に集まった4人の生徒と顧問の理科教師、彼らを取り巻く人々が織りなす、学びをめぐる物語。 現代社会が抱える問題を背景としつつ、自分の中の“学びたい気持ち”に気づいた4人の挑戦をストレートに書いた、気持ちのいい物語だ。 作中に出てきた火星探査車オポチュニティのエピソードが印象的だった。 想定を遥かに超えて長く探査を続けたオポチュニティが撮った、自らの轍の写真。 一見すると孤独な旅の軌跡だけれど、「この子は、自分の後ろに延々と続く轍を見て、ただ孤独を感じたわけではないのだ。きっと、もう少しだけ前へ進もうと思ったに違いない。地球にいる仲間たちの存在を、背中のアンテナに感じながら。」と書かれる。 それは、抱えているものと向き合う孤独に押し潰されそうになっていた中、自分でも気づかなかった熱い気持ちや、同じ思いを持つ仲間を得ることで希望を取り戻し、挑戦へと向かう4人の姿とそのまま重なる。 読みながらこみ上げてくる熱い気持ちは、忘れかけていた初心を思い出させてくれた。 続編が来月刊行だそうで、こちらもとても楽しみだ。 - 2026年3月8日
言葉の国イランと私岡田恵美子気になる - 2026年3月8日
イチゴはだれにもあげないよみずのゆきこ,アイノーマイヤ・メッツォラ気になる読みたい - 2026年3月8日
空芯手帳八木詠美気になる - 2026年3月8日
トムテハラルド・ウィーベリ,ヴィクトール・リードベリ,山内清子気になる読みたい - 2026年3月6日
台湾漫遊鉄道のふたり三浦裕子,楊双子借りてきた読み終わったこの小説のことを書こうとすると、一体何からどう書き始めればいいのか悩んでしまう。 これは「美食×鉄道旅×百合」小説である、とあとがきに書いてあって、実際その通りではある。 どの切り口から読んでもとても面白いと思ったし、作品の構造に巧妙なしかけがあってそこも楽しめた。 また、主人公・千鶴子と千鶴の関係性の変化とリンクするような季節の移ろい、今はもう見られないという日本統治時代の台湾の風景と、ほとんどのものが今も食べられるという台湾グルメの対比なども面白い。 ただこれらはあくまで舞台装置であって、この小説の本質は、他者と、自分と、異文化と、向き合うことにあるのだと思う。 誰かと出会い親しくなっていく中で、相手のことを知りたい、理解したい、優しくしたいと思うのは自然なことだ。 その“理解”や“優しさ”が相手のためになっているのか、自分の思い込みや押しつけではないかとヒヤリとする経験は、誰にもあるんじゃないだろうか。 そのヒヤリがあればまだ良いけれど、気付けないまま自分ではいい事をしたつもりでいるのも怖い。 作中の「独りよがりな善意ほど、はた迷惑なものはございません」というセリフが重く響いて、自分はどうだろうと省みずにいられない。 また、旺盛というにはやや違和感すらあるほどの食欲が象徴する、主人公の千鶴子の中の「妖怪」を、彼女が克服していく様が描かれていたのも印象的だった。 克服というより癒しというべきかもしれない。 他者を大切にすることと自分を大切にすることは、表裏一体なんだろうと思う。 エンタメ小説のような軽やかさで、普遍的な深いテーマを考えさせてくれる、ちょっと新鮮な1冊だった。 - 2026年3月3日
ある言語学者の事件簿ジョイ・谷口,谷口ジョイ気になる - 2026年3月1日
世界の力関係がわかる本千々和泰明借りてきた - 2026年3月1日
ヨーレのクマー佐竹美保,宮部みゆき読み終わった図書館にディスプレイされていて、表紙の絵がとても好みだったので目に留まった絵本。 作者が宮部みゆきで、絵本を書いているのを知らなかったのでびっくりしてその場で読んだ。 あまり長くないけれど、美しくて切なくて余韻の残るお話。 最後の一文が人生や世の中のあれこれに通じるように思えて、哀しくも考えさせられる。 大人にこそ必要な物語じゃないだろうか。 - 2026年2月28日
砂漠の教室藤本和子読み終わった1977年にヘブライ語を学ぶためにイスラエルへ渡り、そこでの生活や出会った人たちのことを綴ったエッセイ、だと思って手に取ったし実際そういう側面もあるけれど、それだけではない本だった。 イスラエルに行ってまでヘブライ語を学ぶその理由を、ユダヤ人という「他者」を語ることを、更には子宮内膜症の治療を通して子を持つということを、己に問い続ける文章は、エッセイという枠を超えて1人の女性の思索の軌跡を克明に描いている。 この本で初めて知った藤本和子という人の気持ちの純度の高さと、それに裏打ちされた自分の内面に向ける視線の厳しさに圧倒される。 奇しくもイラン攻撃のニュースが届いた日に読み終えたこの本を、私は理解しきれた気がしない。感想がまとまらない。 でも本を読むだけで何かを知った気になっていた私には、今はこれでいいのかもしれない。 この先何度も読み返して、何度でも圧倒されようと思う。 読んで良かった。 - 2026年2月26日
信じてみたい 幸せを招く世界のしるし出口春菜,米澤敬気になる読みたい
読み込み中...