
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
2026年3月12日
レシタティフ
トニ・モリスン,
ゼイディー・スミス,
篠森ゆりこ
読み終わった
トニ・モリスンの短編。
ゼイディー・スミスの解説+篠森ゆり子さんの訳者あとがきの方が本編より紙幅をとっていて、この短い小説をどう解釈するかについて指南が書かれている。
晶文社のI am I am I amシリーズの意欲を感じた。
『レシタティフ』が書かれたのは1980年でトニ・モリスンの唯一の短編らしい。
トニ・モリスンの作品をはじめて読んだし彼女がノーベル文学賞受賞者(有色人種女性初)ということもこの本のプロフィールで知った。
登場人物はトワイラとロバータ。
この二人のどちらかが黒人でどちらかが白人であるらしいけれど、著者がいわゆる人種コードを排除して書いているのと確定的な描写がないまま終わるので最後までわからないまま。
でも肌の色という二項対立ではないもっと複雑な関係が両者の間にあることは明白で、でも世の中はステレオタイプや先入観で勝手にレッテルを貼りたがることへのアンチテーゼなのかもしれない。









