
soi
@soi_i22
2026年3月12日
富士山
平野啓一郎
読み終わった
平野啓一郎さんの短編集、
面白かった。
特に印象的だった、ふたつめの話「息吹」。
現実とパラレルワールドを行ったり来たりしているうちに今自分がいるのはどちらの世界なのか分からなくなって、戻りたいのに戻れなくなってしまう怖さがひしひしと伝わってくる。
日々生きながら選択している大小の事柄の積み重ねが今の自分のいる場所へと導いているとして、もしも選ばなかった方の人生に進んでいたらどうなっていたのかは誰でも一度は考えることだと思う。もちろん自分もたまに考えたこともある
もしかしたらそういう世界も本当にありそうで、今これを読んでいる自分がいるのはどっちなのだろう…なんてふわふわと思いながら読んでいた。
それにしても最後のシーンは恐ろしかったな…
前半の三つの話とは趣が少し異なる印象の「手先が器用」、「ストレス・リレー」はどちらも読後感がほっこり、すっきりして良かった。
ストレスのリレー、ついつい自分も参加していたかもしれない。。。
これからはバトンを受け取らず負の流れを断ち切った、ルーシーのようなスルー力を育てていきたいな。

