
さおり
@prn990908
2026年3月12日
現代ファシズム論
山口二郎
読み終わった
読んでよかった-2026
ファシズムという言葉は軽々しく使ってはいけない、それと同時にファシズムという言葉を完全に封印してはいけない、それくらい取り扱いに注意しなければいけない言葉だ、言葉自体を恐れてはならない、けれど慎重に取り扱わなければならない。
しぶとく粘り強くやっていかないといけないんだな、と思った。わたしは現政権を支持していないしはやく退陣してくれないかなとずっと思っているけれど、もしかしたら短命政権なのかもしれないけれど、現政権が終わりをむかえたとして、それで「ああ良かった」で終わるんじゃなくて、つぎに政権につくのがどんな政党でどんな政策を打ち出してくるにせよ、ちゃんと監視しておかなければいけないんだ、と改めて思った、憲法はきっとそのためのものでもある。
あとこんな形で思い知りたくなかったけど、言葉はやはり重要だ、と思った。戦争の歴史で日本の侵略に関するところの教科書の文言が侵略から進出という言葉に変えられている、それが今の歴史修正主義や、若年層の現総理への支持率に繋がる一因なのではないか、というところをはじめて知ってゾッとした。わたしのときはまだ辛うじて侵略という言葉が使われていたように思う。
言葉は無力ではない、ということをなんというか悪い方向から知ってしまって結構ショッキングだったけど、でもやっぱりこういうところからでも変えられてしまうのだから、だったら逆も不可能ではないのでは、とも思った。たぶんそれは即効性はなくて、ながいながい時間をかけなければいけないんだろう、でもきっと無駄にはならない。それはもう残念なことに、わたしにとっては良くない形で証明されてしまっている、でも、だったら言葉を立て直すことも、そこからまた変えていくこともできるはずだ、と思った。
楽観視は危険だ、でも絶望にのまれないようにしなくてはいけない、そのためにはしんどくなったら心を休ませることもとても大事だ。
あとやはり連帯だけではなく、分断させられない、ということも大事なんだろう、どうしたら分断させられずにいられるんだろう、ということをずっと考えている。

