
しゅう
@shuu62
2026年3月12日
成瀬は都を駆け抜ける
宮島未奈
読み終わった
読了。…終わってしまった。読み終わってしまった。
この作品には英雄はおらず、涙を流す恋物語も、胸がすくような冒険譚も無い。
だがそれでもいいのだ。我々の日常にはそんなものは存在せず、ただ日常がそこにあるのみだ。
「成瀬シリーズ」はそんなただの日常を、成瀬あかりという稀有な存在感のあるキャラクターを配置する事で、非日常より輝かせている。
我々がふだん意識していない普通の日々は、実はもっと明るいものなのではないか。
成瀬あかりはそういう日常の機微を教えてくれた気がする。
この作品で完結との事で、成瀬の今後を読む事が出来ないのは非常に残念だが、彼女は今後も変わらず周りを照らして生きていくのだろう。
心からこの作品に出会えて良かったと思う。
宮島先生、ありがとうございました。



