
タナカ
@tnk
2026年3月9日
紅蓮館の殺人
阿津川辰海
読み終わった
Audible
初読後そのまま頭に戻って二度聴いた。
いろいろ考えたことはあったけどメモを怠ったので、読了後数日経ってて次作も読了しちゃってるいま、ほぼ忘れました。愚か。でも面白かったよ〜〜脆さのあるキャラが大大大好きなのでそこそこにツボでした。
以下、かろうじて覚えている雑感(ネタバレあり)
自分のようなやつでももしかして全部丁寧に読み解いたら解けるのでは…?という気がするほどに整えられている?見本のような?謎作りだと感じた。謎が簡単という意味ではまったくないので、実際やってみたとしても完敗必至だと思うけど……。
反面、キャラクター性については(自分ごときが何を抜かすかではあるけど)、もっと説得力が欲しかった気がしなくもない。葛城くんが、普段は引っ込み思案寄りの人物であるということがいまいちピンと来なかったので、平時と探偵時のギャップをもっとより良く堪能したかったよ〜。基本、葛城くんをよく知る田所くんが語りだから仕方ないけど、別のクラスメイトなんかの第三者から見た葛城くんをどこかで押さえておいてほしかったと、関係性オタクは思います。
事件については、被害者の死に際のこと考えてけっこう気分を悪くしました。あまりにも殺されるべき理由がない……必然性はあったからこうなってしまったのだけれど……。
モヤってる点ひとつ思い出した。犯人的には手首を間に合わせでどうにかするのって本当にそれでよかったの??と思うけどどうですか。美学で動いてる割にそこ甘くないですか……?
美しい手への執着→美しい手の持ち主は自然と若い子が多い→だから女子高生がターゲットになり連続殺人に共通項が生まれた……ということだったと思うけど、館の被害者の手の美しさって語られてたっけ……? 本事件は「死因をコレにしよう!」が始点だからはなから被害者の手が潰れることは諦めたということ……? だったら間に合わせで用意した手についてはもっと賛美しておいて欲しかったというか……人柄はともかくこの手に惚れ込んだから10年殺しをせずに耐えきれたくらいの美学は、犯人にせめて持っていてほしかったというか……。
犯人がちっせぇ人間だったからこそ、美学の部分くらいはしっかり芯が通っていて欲しかったなあという気持ちがある。これでこそ犯人だ‼️という気持ちになりたかった。でもまあ、自分が朗読2周程度では拾い損ねてるだけかもしれない。
二組のバディの構図や、葛城くんの青さ、蓋を開けてわかる嘘つきたちの真相はかなり前のめりで楽しめたし、けっこう好きなシリーズになる予感ありました(すでに蒼海館読了してその確信を深めている)。
たぶん自分が十代とかで読んでたら、元探偵にめちゃくちゃ腹立ったろうけど、彼女と同じく大人になっちまったから飛鳥井さんわかるよ……という気持ち。(いや探偵でもバディを失ったわけでもない自分にわかるわけはないのだが)
活字で読みたいから買うぞ〜!!!紙が電子か迷う……まずは書店へ行こう〜〜

