かのうさん "ポトスライムの舟" 2026年3月13日

ポトスライムの舟
『ポトスライムの舟 (講談社文庫 つ 31-1)』津村 記久子 日々のことを淡々と。 お金の使い道について、そんな無駄に使わず地道に節約して日々小さいことに楽しみを見つけていれば、お金も貯まるし人生も結構楽しいんじゃないか?って思ったよ、薄給でも。友達の娘ちゃんが小さい幸せを見つけるプロのような気がして、ああ子どもって皆こんなんだよな、大人はつまんないなと思った。 ポストに毒があるってのも初めて知ったな。 主人公の生活感だったり、どこにでもいそうな普通っぽさを客観的に、第三者の目で見るからか、なんだかとても、生活に対してのたくましさを感じたし、何かあったとしても生きていけそうという気持ちになった。 →ポストライムの舟 すごく辛い話なのに、俯瞰的、とても。 主人公を一人称にしてしまうと、耐えられないから? こういうパワハラの人、いるよな。組織には。 だいだい言いやすそうな人、つまり真面目でいい人そうな人がターゲットにされる。 上司だからキレられない。 今だったらそいつにも余裕無いんだなぁなんて思ってスルーする力が備わってるけれど、新卒で初めての上司がそれじゃ、私が悪い、私が悪いってなるよな、普通。 ロスジェネ世代はさ、一生懸命就活してやっとその会社に入った人が多いから、そんなすぐ辞められなくて無理しちゃう人も多かった。 ああ。 解説にも書いてあるけど、この話、辛いけど一人称ではなく、三人称として客観的に書かれているから、変に感情移入して辛くならない。そこがいい。 嫌な上司が入れば組織に助けを求めればいいと思うし、もし見て見ぬふりをする組織だったらそんな組織辞めてしまえと今だったら思う。 それにそもそもその仕事は自分には向いてないかもしれない。 何度だってやり直せると思うよ。 まだ若いうちは特に。 という勇気、もらえるんじゃないかな? →十二月の窓辺
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