ポトスライムの舟

59件の記録
- nessie@nessieayako2025年6月22日読み終わった表題作を読了。時代を経ても変わらない美しさのある話だと思うのだが、それでも氷河期世代の端っこに立ったことのある立場として、時代性的なものにも気持ちが揺さぶられる。リアルタイムで読んでいたらどんなふうに感情が動いていたのだろう。
- momiji@momiji_book2025年6月12日読み終わった表題作は、自分の年収が世界一周に替えられる、という着眼点が面白いと思った。 淡々と語られていくが、周囲の状況・事情は重くままならさを感じる。 「十二月の窓辺」は、ツガワの心境がかつての自分と重なりひたすらにつらかった。
- 萌@macmac_03152025年6月4日読み終わった解説を読み込んでしまうと感じたことに上書きされてしまう気がして、いつも飛ばし読みをしてしまうのだけれど、今回目に止まった「三人称」という言葉は、この本が読みやすく自分にとって程よい距離感にいた理由だったかもしれないと気づかせてくれたので、良かった。平熱で文章をすらすらと噛みこなせて良かった。
- 萌@macmac_03152025年6月1日読んでる10年来の友だちが1年間カナダへ留学するそのお見送りに向かう長い電車の中で読んだ。彼女に送った餞別の、お返しを昨日くれた。香りの本の栞。記憶に焼きつく読書体験になった。面白いので幸せだった週末の締めくくりに眠くなるまで読む。(読書感想ではなく日記)
- 橋本吉央@yoshichiha2025年5月3日読み終わった「抑制の効いた文体」という表現があったが、なるほどなあと思った。文体もそうだし、物語として起こることも身の回りで破天荒さがあまりない。考えが変わるきっかけになったのが、自転車のブレーキパーツを盗まれて事故にあいそうになった、というエピソードで、それもなんとも、劇的でない感じがあって、とても身近感がある。 淡々とした文体でありつつ、テンポがよく、会話・プロットが進む部分と語り手が内省する部分のバランスがうまいように感じた。 作品としてのメッセージとしては、そこまで自分には刺さらなかったけれど、いわゆる就職氷河期世代的な、快適な環境で働くことの難しさみたいなものに対して、腐すでもなく、激するでもなく、絶望するでもなく、できることを淡々と模索する感じが印象的だった。
- よむよむ@md_152025年4月17日読み終わったなんのために働くか。 生きるため、家族のため、好きなことにお金を使うため、色んな理由があるけれど、 生活のためだと頑張れないことも多いからこそ 主人公みたいに世界一周旅行を目標にすることは壮大ですごくいいことだと思う。 帯付きで平積みされていて直感で買ったけど2009年の芥川賞受賞作なんだと知らなかった🫢
- つな@tuna_27_27_272025年4月9日買った読み終わった2025/04/01~04/17 思ったお仕事小説とは違ったなあと… あと、芥川賞を取ってるだけあって(?)、ちょっと難しいなって。 賞を否定してる訳じゃなくて、ただ単に私の理解力が足りないだけ。かな。